さて今日は、学歴にまつわるお話。
取引先に、めちゃくちゃデキル人がいます。
- メールのレスポンス超絶速い
- 的確なアドバイス
- 人望も厚い
どこに所属しても、ある一定のパフォーマンスは確約できるんじゃないかな?と思われる人。
こんなにデキるんだったら転職も視野にいれたらいいのに~
比較的大きな会社にお勤めですが、なんでしょ。もっと挑戦してみたらどう?と思ってしまいます。
で、つい最近、そのような話になりました。
すると・・
「僕、高卒なんです。だから、転職したら高い確率で条件が結構悪くなるんですよ。」
と言うではないですか!
そんなことないでしょ!!
今どき学歴がどーのとか言うなんて、どうかしてるよ。
「いや、ぽにさん。結構大事なんです。学歴って。」
そうなの?
「僕の周りって、高卒の人が多いんです。で、その人達が『大卒と待遇が違い過ぎる!こんな仕事やってられっかー!』と言って転職をした人がゴマンといます。」
うんうん。
その人達はどうしてるの?
「大卒や院卒の人は転職するとちょっと良い企業に行ったり、企業のサイズはミニマムになりますが良いポジションをもらえることが多い。サラリーマンの場合。」
うん。それが確約されているから転職してるんだもんね。
今は働きながら条件がよければ転職って人多いもんね。
「そうです。でも・・」
でも?
「高卒だったら足元みられます。」
というのは?
「高卒で20代や30代前半で転職すると、前職の経験も微妙でポジションもないので、聞いた事のない会社に行くことになります。高卒で入るのならば『新卒カード』があるため比較的大きな会社に入れたりするんですよ」
そうなんだ。
「これからどうなるかは分かりませんが、高卒は『新卒カード』で入った名の知れた会社で長期働き、そこそこのポジションを掴むのが最も勝ち組だと思います。なぜなら、その人を測る学歴もないため、よっぽどのチャンスや幸運に恵まれ、どこに行っても通用するスキルを身に付けない限りハイランクの企業からは声はかからないのです。」
うーーん。そんなもんなの?
「社会人になって分かりました。高卒って『一般職採用』が当たり前です。大きい企業だと。」
うん。そうかもしれない。
「『総合職』『一般職』が分かれていると給与の上がる幅や頻度、金額が全然異なるのです。」
うんうん。
「ぽにさん、データにお詳しいですよね。一度、『一般職』である一般社員と課長や部長にもなれる『総合職』の給与上がり幅を調べてみてください。全然違って驚きますよ。」
そうですか。
「更に付け加えると、転職は前の職の給与がベースになって交渉となります。
僕の給与だとタガが知れているんですよ。」
そーなのか?
「だって、僕、○○万円くらいですよ。月に。」
嘘だろ・・
その優秀ぶりで低すぎない?
「もしかすると、高卒だったら貰っている方かもしれません。」
まぁ、みんなが知っている企業にお勤めだもんね。
「そうです。高卒を選んだ時点で、しくったな~と思う部分もあります。ただ、今の時代は『現在の会社にいるのが自分のスペックでは最良』と分かっているんです。勘違いしてはいけない。高卒で勘違いして失敗している人を沢山みてきたので。」
なるほど・・
そうか。
その後、彼と別れてから、私はデータを追いました。
彼が熱弁していたのも納得。
大卒と高卒は初任給でも全然違いますし、生涯年収となると5,000万円の差です。
うーーむ。
でも思うのです。
この人だったら、どこでも通用するに違いない。
一番、彼の律速になっているのは、
彼自身が高卒だから市場価値が低い
と思っていることかもしれません。
分かりませんが。
で、彼に比べて人間的にも仕事的にもダメダメな大卒・院卒をたーくさん見てきました。
びっくりする程大手に転職した人もいます。
その後どうなったかは知りませんが。
要は、飛び込んだか飛び込まなかったか。
そこは個人の自由。
ただ、『高卒』という学歴が飛び込む時に足を引っ張るのであれば、大卒である方がよいかもしれない。
人生は勘違いしてはいけない部分はあるけれど、
ステキな勘違いが思わぬ所に連れて行ってくれるときもある。
学歴に関して云々いうのは時代錯誤かもしれませんが、
サラリーマンをするならば、
学歴があった方が動きやすいのかもしれないなぁと思うのです。
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