黒船がすぐそこまで来てまっせ(超大手外資系の転職者集め)

「うちの青木、会社を辞めまして・・」

 

懇意にしていた取引先とのWEB打合せ。

取引先はザッジャパンのそこそこ大手。

打合せには男性ばかりが参加しているため、【総合職は男性、一般職は女性】という昭和な社風がプンプンします。

まぁ、どこにでもある、失礼ながらチッ・・な日本企業です。

 

ふ~ん。辞めたんだ。

「青木君、辞めたんですね。淋しくなりますね。」

青木氏はお公家さんのような上品な若手~中堅。

その場では数人が参加しているWEB打合せだったため、サラッと流しましたが、後から担当者と個別に電話をした時に詳細を聞きました。

 

「青木、転職した所、どこだと思います?」

 

え~っと、まさか競合他社ですか?

サラリーマンにありがちなで、割と御法度な競合他社への転職。

う~ん。

でも、青木君はそこまでガツガツしてなさそうだから、公務員とか?

 

「違うんですよ。

なんと、

GAFA(ガーファ)の1社に転職しました」

青空

えっ?

青木君が?

 

マジで?

説明なんていらないと思いますが、以下の頭文字を取った名称をGAFAと言います。

  • グーグル(Google)
  • アップル(Apple)
  • フェイスブック(Facebook)
  • アマゾン・ドット・コム(Amazon)

 

「ね。ビックリでしょ。僕もビックリしているんです。そして、僕、あいつが抜けて、今超絶忙しいです。」

それはそれは。

何かサポートできることがあったら、言ってください。

では、またです~

ポチっと電話を切りました。

 

そうか・・・

青木氏でGAFAか

 

失礼ながらそう思ってしましました(ホントごめんなさい)。

 

数年の付き合いなので、ちょっとだけ人となりは知っていますが、誰もが認める若手エースではありません。

何でもかんでもそつなくやる印象はなく、データやITにも明るいわけではなかった。

経歴や学歴も、ピカピカ眩しい、超難関出身ではない。

ガリ勉はせずに、手ごろな私大を卒業したと本人も言っていました。

でも、自分の頭で考え、少し角度の違った意見を言う部分は、皆が頼りにしていたと思います。

 

取引先には、もっと出来そうに見える、野心ガルガルな若手もいます。

そんな人達はザッジャパンの企業に残って、青木君みたいな、仕事ライトに捉えているよね?という人がGAFA。

 

ほーー

何だか不思議な感じ。

 

でもね、

妙に納得もするんです

 

だって、ザッジャパンな会社って、時代遅れでウンザリする部分が多過ぎます。

 

分かりやすい特徴は以下。

  • 終身雇用
  • 年功序列
  • 根回し必須
  • オジサン天下
  • 基本男性優位
  • コロナ前は、飲み会とゴルフ三昧
  • 社宅、寮、保養所、福利厚生リッチ(最近は消えつつある)

1番消えてはいけない、社宅や寮や保養所は、抹殺されつつあります。

 

で、文章にして気が付きましたが、

福利厚生関係が消えると、

何の魅力もない・・・

 

いやいや、他に魅力はあるか。

  • 日本語を使って良し
  • 日本の企業として世界と戦える

若干、右寄りな考え方ですが、『国内にお金を落とす』『国内の技術を死守する』にはザッジャパン企業が良いかもしれません。

 

私の周りの若手に聞くと、

「外資に行くと、給料は高いかもしれないですが、外資の技術や文化を普及する人材になってしまうので嫌なんです。日本の技術向上にはなりませんよね!」

という、オイオイ今は戦時中かよ。

と半ばビックリさせられます。

 

いや、実は、私も10年以上前はガンガンそう思っていました

 

日本の技術を向上させ、世界と戦ってやる!と。

今もチビっとそう思っています(波はあり、実力はなし)。

 

しかし、日本企業で揉まれ、

ナチュラルな男尊女卑と、

年功序列ガチガチで、根回し・オジサン文化に、

ほとほと疲れてしまいます。

 

なので、青木君の気持ちもなんとなーく分かる気がします。

 

まぁ、GAFAに転職して通用するとは限りませんし、厳しい部分はめっくちゃあると思います。

ですが、ザッジャパンのあほらしい文化はないでしょう。

 

今後、彼のような飄々とした若手だけでなく、ガツガツ系の若手も『はっ!なんか、ザッジャパンな会社って古い!』と気が付くハズ。

 

その時に、中堅にいる私は、彼らを止め、企業の魅力を絞り出し、考え直して~

と説得する自信、

ないなぁ。

 

一昔前は、黒船の大手外資系なんて、ピカピカの経歴、かつ首都圏在住の人というイメージでした。

しかし、今は地方都市の会社員にも門戸を広げているようです。

 

黒船の到来に喜ぶべきか・・(個人の所得は上がるので)

国内の技術を守るべきか・・

いずれにせよ、ザッジャパンの企業は、【能力の低いオジサンを高値で雇い続ける・昭和文化】を早急に無くさないともう若手が離職しまくると思います。はい。

まぁ、うちの夫もザッジャパンのオジサンですし、私もオバサンだし、【要らない予備軍】間違いなしなんですが・・

 

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!