自分が勤続20年を超えたからこそ分かる。年功序列という制度に助けられている人。ワシやがな!

わたくし、いつの間にか新卒で今の会社に入社してから早20年以上の月日が流れました。

まぁ私の場合は新卒と言っても、浪人+大学院修了なので20代半ばの『新卒』にしてはフレッシュさは皆無でしたが。

とにかく!同じ会社で20年以上の月日が流れております。

 

この20年ほど、

転勤の辞令を受け異動しましたが、

同じ関西圏のため転勤後も続けています。

転勤後あまりにも通勤時間が長く、3年ほど粘った後に引越しました。

縁もゆかりもないと思っていた地域で子供を3人産み、

いつしか我々家族にとってはそこが『故郷』になりました。

 

夫の出身地は東京。

4年前に彼は、当時の勤務先にて、関東転勤の内示がでました。

引っ越しかな~と思っていた矢先、

『今住んでいる所から離れたくない!会社辞めるわ!』

と言っていたので、今の土地はお気に入りのようです。

転勤を断り、夫は40代半ばで転職、

何だかんだ私は今の会社を脱出できずに結局ダラダラ続けています。

 

ほいで、この20年!

思い出せば理不尽なこともたーくさんありました。

  • 女性だからとジェンダーでさせてもらえなかったこと多数
  • 結果を出し、特許を取得しても評価は平凡
  • どんな技術を残しても、ヒラ街道まっしぐら
  • やってもやってもやり損かよ!

おーーい!と突っ込むことが現在進行形でもたくさんありますが、お家から勤務地も近いのもあり、淡々と働いています。

モヤモヤは常に胸の中にあります。

 

んが!

1か月前より、

わたくしに全然違う角度での試練が降り注ぎました。

なんと、

視力が極端に衰えてしまったのです

なにそれ?

唐突!

って思うでしょう。

私も本当に青天の霹靂。

 

体調不良は、全てが終わった後に来るようです

事の発端は子供がアデノウィルスに感染し、

その結膜炎に私にもうつったためです。

大したことないだろ。

ははは~と思っていました。

 

結膜炎事態は1週間ほどで収まりました。が、それの後、ずーっ普通に生活しているだけで眩しさを感じ、眩しさが治まった頃に「あれ?世界がぼやけて見えない!」という現象が起きてしまいました。

スマホもぼやける!

車の運転も怖い!

たまたま閑散期だった夫に保育園の送迎も変わってもらい、

何とか家族との日常生活は回しました。

 

しかし、

本当に見えない

パソコンの画面は調整すれば何とかなりますが、

仕事の効率もガクン!と落ちました。

年末から3月上旬にかけてとんでもなく沢山のデータを算出したので、

それもまとめないといけない。

 

うん。

見えない!

どこもかしこもぼやける。

そして、日によって見え方も違う。

眩しい日やぼやける日、まだマシな日。

仕事はいつも以上に集中し、視力による間違いがないか確認しながら進めるため、とにかく疲れる。

極度の肩こりと、当初の予定より進まない進捗にイライラもします。

 

と同時に考えたこと。

 

サラリーマンでよかった!

 

これが、フリーランスだったら大変なことになるぞ。

明らかに仕事量も質も落ちてしまいます。

クライアントに迷惑もかかりますし、替えもない。

手取りもガクンと減るでしょう。

 

それなのに、サラリーマンだと、

20年前の視力バッチリ!の私よりも今の方が給与がいいのよ

15年前よりも、こんなに見えなくて、作業が全然進まない今の方が給与がいいのよ

 

決して、給与が高い業界ではないけれど、

ある意味、

年功序列という制度に感謝!

視力は落ちても、

自分の手取りは落ちていない。

 

うん。

 

さて、時間はかかりましたが最終的に、

3月にすべきことは完了させることができました。

 

実情は、

プロジェクトのメンバーに協力してもらったり、

同僚や後輩が動いてくれたりと、

年代が上になったからこそ、

司令塔として指示することで、なんとかなりました

まさに、年の功。

 

長年働いたからこそ、

誰に頼み込んで、

誰なら納期がどれくらいで、

この時期にならば嫌がられなくて・・ということが分かります。

視力が弱っていても!

 

ということで、20年が過ぎてやっと、

オジサン達が辞めない理由みたいなものが分かったよ。

 

これはね、

辞められんわ。

 

なんだか潮目が変わりつつあるこの頃です。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!