長時間保育園に預けている子どもは、かわいそうなのか

「ぽにさんって、お子さんを12時間保育園に預けているんですか?」

そうですよ。

取引先の方と、ひょんなことからそんなお話になりました。

喫茶店

厳密に言うと、役所には7~19時に届けを出していまして、

朝は、7時45分にお家を出発。

夕方は18時50分頃にお迎え。

出張があると、朝7時に預けています。

12時間というよりも、11時間前後かな?

 

それでも、

ひえ~~信じられないという先方。

 

「子供がかわいそうじゃないですか?」

思わず出たのでしょう。

禁断の言葉。

 

そうか・・そういう方もおられますよね。

 

私にも葛藤の時期はありました。

特に去年までは長男が保育園にイマイチ馴染まず、どうしようか悩みました。

夫婦でもよく話し合い、とにかく、保育園時代は手厚く生活をみてくれる園に任せて、働こうと。

小学校に上がって、同じようなことがあったら、仕事を辞めて寄り添う。

幸い、昨年の今頃、大親友ができ、ルンルンで延長保育も「お母さん、来るの早いー」と怒るくらいになってきました。

 

そんな背景と家族の頑張りは別に教えるまでもない。

 

でも、単純に『かわいそう』発言に、ちょっとショックを受けつつ、

フルタイム勤務なら通勤を含むと、

12時間の方なんてザラですよ。

と現実を説明。

しょうがないんですよ。

 

でも、最近つくづく思うのです。

人により、価値観や重きを置く部分って全然違う

 

正解がないなぁ。

 

私も出来れば時短で勤務したい。

ただ、会社の制度は、子供が3歳まで。

今の会社で続けたいのなら、フルタイムで働くしかない。

もちろん、転職という選択肢もふんわり考え中です(妊婦だし保留ですが)。

 

今のところ、完全に仕事を辞めるという選択肢は選ばないつもりです。

そうすると、子供はどうしても保育園滞在時間が長くなる。

 

では、もしも我が家が共働きではなく、夫婦どちらかが辞め(まぁ、私が退職となるだろうが)片働になったら?

もちろん、お母さんがお家にいるというプライスレスなメリットは得られます。

 

しかし、我が家の場合はおそらく夫の勤務地(結構な田舎)近くに引っ越し、リーズナブルなお家を建て、駅からも遠い地域で過ごすでしょう。

自然豊かな場所は、子供にとって良いかもしれません。

 

ただ、どこかに進学したい時、片働きだと経済的に厳しい。

公立か頑張って奨学金頼りで私立か・・留学なんて、無理無理。

公立も家から通える所限定。関西じゃないとダメ。

子供が3人になりますし、何かと物入り。

パートや働きに出た場合、比較的都会の求人とは全く異なり、田舎は選択肢があまりなく、時給が低い。

要するに、

仕事を辞めたら、手放しで今以上の幸せが待っている訳ではない

どの道、難しい問題にぶつかります。

 

さて、お話をしている取引先の方、奥様は、専業主婦で、のどかな地域に戸建てを建てたとのこと。

お家は気に入ってるけど、

子供は7時には通学のためお家を出るらしい。

1時間かけて歩いて通学。

雨の日も雪の日も。

 

小学校がお家から5分以内だった私にとって、信じられない世界。

それこそ、

子供がかわいそう・・

おや(汗)

デジャブ??

 

そう、そうなのです。

私も結局、自分の尺度。

標準装備で、当たり前に過ごしている『普通と思っているくらし』。

他の人が、その普通から逸脱していると、

なんで?

かわいそう…

ってなってしまいます。

 

当の本人達は、何だかんだで折り合いをつけ、それなりに満足して選択しているのに。

 

なるほど。

 

ビバ、多様性ですな。

結局。

これだけ選択肢が広がった現代。

お隣の方と比較したり、同年代の方との違いにアレレと感じることも、増えるだろうな。

うーん。

ますます、

『自分は自分』と軸を持つことが、最も大切なことかもしれないと思ったのです。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!