小学校受験って、どこのお金持ちのお話ですか?
と思っている人って、多いのではないでしょうか。
まさに私もその一人。
お受験を含めた小学校選びに奔走するくらいなら、「評判がよい」と言われる小学校の学区に引っ越した方がいいのかもな~、コスパもいいような気がする~と安易に思っていたくらいです。
そもそも、第一子が年長さんくらいの時期って、これからどれだけお金がかかるのか、まだまだ分からないもの。
子どもの特性も、よく分かっていません。
今後、何が好きになるのか、どのスポーツに夢中になるのか、はたまた芸術系に興味を持つのか…。未知な状態で、私立や国立の小学校への入学準備をするのは、なかなかパワーがいることだと思います。まぁ、未知だからこそ入れるのかもしれませんが。
ある意味、子どもが小さいうちから教育についてきちんと調べ上げている方々には、敬意を表したい。
私の場合、長男が小学校に入学する頃なんて、三男が生まれたばかりで、次男も保育園児。そこへコロナまで始まりまして。
なんか、あれこれ大変だったわ(遠い目)。
子どもの教育への熱量が上がったのも、中学校受験を意識してからのこと。それも、親が先回りしたというより、長男本人が中学受験を熱望したのがきっかけ。子どもに連れられて、あれあれ?いつの間にか中学受験ガチ勢となっていました。
そんなわけで、教育については、にわか知識な部分がたーくさんございます。
ところが先日、たまたま複数人の「小学校受験をしました」というお母さんたちに出会い、いろいろと話を聞いてみたところ…。
「えっ、小学校受験って、そんなメリットもあるの?」
と、今さらながら驚くことになりました。
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「私立小学校って、そんな感じなんですか?」
先日のこと。
三男の習い事の見学についていったとき、たまたま、とあるお母さんに話しかけられました。
「ぽにさんですか? 私、次男君と同じクラスのAです。いつもお世話になっております。」
あらあらあら。
Aさんですか。お久しぶりです。
感じのよいお母さんで、次男と同じ学年にお子さんがいます。確か、お兄ちゃんは私立小学校に入ったと聞いた気がする。今、中学1年生だったかな? うちの長男と同じ年だよね。
そんなことを考えていると、Aさんが突然、こう聞いてきました。
「あの、こんなことを聞いて申し訳ないのですが、次男くんって中学受験します?」
うちですか。
次男はしませんよーー。
「よかったー! じゃあ、一緒の公立中学ですね。よろしくお願いします。お兄ちゃんもいましたよね。お兄ちゃんは地元の公立ですか?」
いや、違うんですよ。
中学受験しまして。
昨年は慣れないことだらけで、大変でした。
「なるほど、なるほど。お疲れさまでした。聞いていいのかな?どちらの中学に……」
といった感じで、中学受験の話を当たり障りなーーく、お話ししていました。
ところで、Aさんのお子さんにも中学1年生のお兄ちゃんがいるんですよね。
どちらの中学に通っているんだろう。
聞いていいのか。うちも教えたから、いいよね。いいんじゃないの? しらんけど。
「聞いていいですか…お兄ちゃんは地元の中学ですか?」
すると、Aさん。
「いえ、うちは地元の中学ではなくて、小学校から私立に行っていたんです。男の子はその小学校から出なくてはいけなくて、これまた別の私立中学に進学しました。」
そうなんですね。
そこから、話題は自然と小学校の話になりました。
そして、Aさんが言ったのです。
「それにしても、私立小学校と公立小学校では、成績の付け方が違うんですね。通知表の評価が渋すぎて、ビックリしています」
「3段階中、よっぽどのことがないと2ってつかないんですね」
うん。
それな!
ほんと、それ。
我が家の学区は、特に「この学区がよい」と、わざわざ選んで引っ越してくる人も多いエリア。中学受験率も高い学区です。
我が家は、たまたま職場に近いという理由で選んだエリアでしたが、周囲の学力水準が高いこともあったのか?、通知表の付け方にビックリすることが何度もありました。
でもって、中学受験に向けて勉強していた長男よりも、ノー勉を謳歌している次男の方が、はるかに通知表の評価がよかったりする。
そんな話をしていると、Aさんが続けます。
「3段階中、よっぽどのことがないと2ってつかないんですね」
そうなんです。
我が家は、このオール2という事実のおかげで、どれだけ苦しんだことか。
国公立の中学校を受験する場合、通知表の評価が合否に関わる学校もあります。テストの点数だけでは決まらないため、親としては気になるところ。
同じ学区のご家庭では、私立中学を受験するケースが多く、もちろん国公立を受けるご家庭もいらっしゃいますが、どこか手堅く進学先を確保したいご家庭は、私立に流れている印象でした。
そして、Aさんが興奮気味に言うのです。
「あの、うちの子が通っていた私立小学校では、通知表はデフォルトで、まずオール3だったんです」
ほう。
「うちの長男と次男、成績に全然差がないんですよ。それなのに、長男はオール3で、次男は公立小学校でオール2。通知表だけを見たら、長男の方が出来がよいように見えてしまいます。でも、実際は一緒なんです。」
なるほど。
どうやら、その私立小学校では、男子は中学から外部の中学校へ進学するのが必須で、女子も外部に進学する生徒がそこそこいるのだそう。
そうなると、中学受験をする子どもたちが進学しやすいように、学校側も高めの評価を付けているのではないか…というのが、Aさんの見立てでした。
もちろん、これはあくまでもAさん個人の推測です。
すべての私立小学校に当てはまる話ではありませんし、学校ごとに評価の仕組みも違うでしょう。
ただ、少なくともAさんが通っていた私立小学校は、我が家の学区のように通知表の評価が渋いわけではなかった、ということです。
「推薦で中学受験できる学校ってあるじゃないですか」
あります。
あります。
我が家は通知表の点数を見て、
「ダメだー! 誰が受けんねーーん!」
ってなったやつです。
「それね、正直、私立小学校が多いと思います。」
もう一回言うよ。
あくまで個人の感想よ。
内情は知らんよ。
でもね。
そうかもしれない。
って思ったのです。
公立小学校で、通知表の評価がオール3になるのは、なかなか難しい。
我が家の学区では、オール3なんて、仕組みからして無理っすわ、という感じでした。
というか、実は私も長男が5年生のとき、当時の担任の先生に聞いたことがあります。
「中学受験に通知表が必要なので、少しでも評価を上げたいんです。うちの子は、ほとんどのテストが100点なんですが、どうしたら3をいただけますか? 改善点があれば教えていただきたいです。こんなことを聞いてすみません」
今思えば、なかなか攻めた質問です。
そう、受験病にかかっていたのです。
イタイ親です。
でも、先生は丁寧に教えてくださいました。
「3を付けられるのは、ルール上、数%です。ノートや授業態度、テストなど、すべてにおいて周囲の上位者である必要があります。この学区では、結構、親御さんたちに聞かれるんですよ。でも、オール3の子どもは…」
そこで先生、
「見たことがない」というジェスチャー。
なるほど。
結局、周囲との比較で決まる上位者。そもそも、評価の仕組みが違うわけです。
もちろん、通知表の評価方法は学校や自治体によって異なりますし、公立小学校がすべて同じ仕組みというわけではありません。
一方、私立小学校では、学校独自の評価基準が設けられている場合もあります。
しらんけど。
全部が全部、そうではないと思いますけどね。
いやーーー。
小学校の通知表なんて、単純に「できる・できない」を表しているものだと思っていました。
でも、学校が変われば、評価の仕組みも変わる。
そして、その通知表が中学受験の選択肢にまで影響してくることがある。
これ、知らなかったなぁ。
小学校受験って、単純に「小学校から私立に入れる」という話ではなかったのですね。
その先にある中学校受験まで含めて考えると、親が持てる選択肢そのものが、少し違ってくるのかもしれません。
小学校受験って、どこのお金持ちのお話ですか?
かつて、そう思っていた私。
どうやら、もう少し違う角度からの意味があったようです。
いやはや。奥が深い。
ではでは~~
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