無痛分娩の説明会で、まさかの『お土産』

無痛分娩にしないの?

痛みなんて、全然なくてラクだよ。

 

2人目の妊娠中に、友人から言われました。

彼女は私から見るとセレブな奥様。

いやいや、貴方とは生活レベルも違いますしね。無痛分娩って、芸能人やお金持ちの文化じゃないの。

まぁ、海外では主流って聞くけど…

あと、悲しい事故も起きたみたいだし、

うーん。

 

友人「私は1人目の時に陣痛に耐えきれなくて、あんな思いは二度としたくないと思ってたから、無痛分娩で産んだ2人目の出産は快適だったよ。ぽにも2人目そうしなよ。」

そうなんだ。

興味はあるけどさぁ。

ただ、私の里帰りする産院はやってないんだよねー。

 

次男の出産。

2人子供がいる先輩から、「2人目のお産はラクだよ〜」とも聞いていたので、余裕でしょ。と気楽に構えていた部分もありました。

 

甘かった…

2人目、めちゃくちゃ痛かったです。

もちろん1人目も激痛。入院→誘発剤での陣痛。スタートから本当に辛かったですが、私自身がちゃんと構えていました。

陣痛は、痛いものだと。

 

2人目は、後から考えると超安産ですが、まぁそんなに痛くないだろうと余裕でいたせいか・・実際の陣痛の時に、

思ってたんと違う(滝汗)

ちゃんとめっちゃ痛い。

無痛分娩という医療の力があるのに、なぜ、選択しなかった・・とさえ思うほど。

 

と想像とのギャップに泡をふきました(←経産婦なのに・・)。

子供部屋

さて、3人目。

今度は里帰りをしません。

産婦人科に力を入れている大きな病院で出産予定です。

24時間、無痛分娩が対応可能とのこと。

うむ。

興味はあるぞ。

 

希望者には、まず安全に出産するための無痛分娩説明会が開かれます。

その後、有料の麻酔科医との個別面談を受け、無痛分娩の鍵が初めて渡されます。

 

いやいや、手放しに無痛、是非!!

という訳にはいきません。11万ほどプラス料金もかかるようですし、リスクや自分に合うかも分からない。

よく分からない不安もある。

 

いざ、説明会へ。

 

説明会当日は、15名ほどの妊婦さんとパートナーが出席していました。

ざっくばらんな会で、麻酔科医がまず出席者全員に軽い自己紹介と無痛分娩についてどう思っているかを聞いていきます。

「初産で、痛みに弱い体質なので・・」

「1人目に40時間ほど苦しんで、もう耐えられないと思い・・」

「前回、無痛分娩でした。今回も無痛で・・」

たまたま今回の妊婦さんは初産が多く、特に、

「陣痛が怖くて怖くて、その恐怖で貴重な妊娠期を塞いで過ごすのが嫌です」

という方が多かった気がします。

 

妊婦だけではなく、その方の夫も一言語るというスタイル。

最近は、男性側も積極的でよろしいですなぁ。

と3人目なこともあり、もちろんお1人様参戦の私はふむふむとうなずきます。

 

さて、あるパートナーの方が話された時に、ビックリしました。

 

「僕は、嫁とは歳の差があり、考え方が古いかもしれませんが…」

 

という出だしで始まったこの方。

 

「昨今、子育てを放棄する親や、子供に無関心な親っているじゃないですか。

あれって、

帝王切開だったり、無痛分娩の方だと思うんです。

出産で大変な思いをしてないから、子供に対して無責任な行動ができるんだって。

だから、妻が説明会に行きたいって言ったからついてきたものの、私は反対です。

痛めて産むべきだと…」

 

さすがに、司会に徹していた麻酔科医もビックリした様子。

はぁ、そういう方もおられますよね。

と言いながら、まだ続きそうな男性の話を遮り、次にバトンを譲りました。

 

私もポカンとしてしまいました。

もちろん、世の中にはいろんな考えの方がいます。それも一つの立派なご意見かもしれません。

 

でもね、今までの妊婦たちの話を聞いていた?

ここに来ている人は、数ヶ月以内にお産をするんですよ。

命もかかっていて、怖いんですよ。

経膣で産みたくても、子供を助けるために帝王切開を選ぶ時もあります。

 

帝王切開だから、痛めてない?

そんなことはないよ。

まして、あなた、出産しないでしょ。

えっじゃあ、お腹を痛めていない男性諸君は、育児を放棄してもしょうがないよね。という理論になる訳?

 

ホルモンバランスが通常よりも安定していない妊婦の私。

何だか、胸の中に、変な角度で嫌な矢が刺さった感じ。

他の妊婦さん、大丈夫?

私は3人目だから、おい待てー!と心で猛抗議中だけど、初産でこれ聞いたらショックかもしれない。

 

一通りの自己紹介が終わった後、麻酔科医が、

「私は、3人出産していまして、無痛・自然・無痛で産んでますが、3回とも満足していますし、産後も産み方の違いから可愛さが違うこともありませんよ。」

とキッパリ話してくれました。

しかーし、

時すでに遅し。

なんと、その男性、途中で抜けたんです。

しかも、「私は仕事で忙しいのでここで」って、結構騒々しく退室していきました。

何しに来たの?

あなた。

もう、妊婦達に混乱と不快感を撒き散らさないでくれーー

 

でも、安心して下さい。

皆さん。

その方、あまりその辺ではお見受けしないほどの、

おデブでおブスな容姿

をされていました(ごめんあそばせ)。

 

ということで、前半戦に大きなお土産を渡され、モヤモヤしながら一通りの説明を受けました。

 

いやーー世の中にはいろんな人がいますね。

 

ちなみに、今回の説明会、神回だったみたいで・・

 

15人しか予約されてないはずなのに、

受付の方が、

「あの~1人多いです。16人いるんですけど…まぁいいか。自己紹介してもらって、判明しましょう。」

でスタートしました。

何?その心霊現象みたいな若干怖い始まり

 

なんだかんだで、

自己紹介終盤。

 

バトンを渡された女性が一言、

「私、妊婦じゃありません」

とピシャリ。

 

えっ?そうなんですか?

じゃあ、貴方は何者?

 

「あっ、私、付き添いの母です。」

ええーー!!若っ!!

こんな妊婦さんゴロゴロいるよーという若さのご婦人でした。

 

何かと、マカ不思議な体験をした、私の無痛分娩説明会でございました。

 

えっ?

肝心の説明会の内容は?

うん。納得はしました。

いや、いろいろあって、ぶっ飛んだ感はありますが(汗)。

とりあえず、個別有料面談の予約を取って、次のステージに上がろうと思っています。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!