社畜なことに気が付かない夫と・・共働きの葛藤シリーズ⑤

『共働きの葛藤シリーズ』の続きです。

コーヒー 福袋

今年は、コーヒーの福袋を買ってみました。

【共働きの葛藤シリーズ】

転勤の打診がありまして・・共働きの葛藤シリーズ①

ノリにノッテいた夫の研究・・共働きの葛藤シリーズ②

ノリにノッていた夫の考え・・共働きの葛藤シリーズ③

ノリにノッていた夫の陰り・・共働きの葛藤シリーズ④

 

夫の研究所は、トップが変わりました。

うん。

 

トップが変わると方針も変わる

 

日本企業のサラリーマンは、年功序列というピラミッドの中で自分の役割を全うします。

 

自分より上席の方針に従うのは当たり前。

上であればあるほど、影響力は大きい。

 

嫌なら、転職すれば~?って話です。

 

でもね、

研究職って、自分の専門分野で民間で働ける所は限られている。

 

ほとんどの会社が、引き抜きを恐れ、辞めた後、

同業者他社に直ぐに行かないよう誓約書にサインをさせられます。

私も書いています。

抜け道はあるようですが、学生の頃から知っている同じ分野の人達を裏切る行為になり、ちょっとしんどい部分があります。

 

じゃあ、起業すれば?って話ですが、

研究職で起業するって、そもそも起業の時点で、経営力が必要。

コミュニケーション能力、

人を使える、

高いレベルのヒューマンスキル・・

研究者って、あんまりそういう適正がない(私も夫も含め)。

 

はい。

 

よって、

研究職って、あまり潰しが効かない

 

そのため、夫の職場では、おかしいなぁ・・と思っていても、

もう、何も言わずに働く人が多いようです。

 

トップは、最先端の研究を優先事項とし、今まで商品を世の中に出すような研究は、下位の位置づけにしていきました。

 

営利団体としては、どうかと思いますし、経営者は気が付かんのかーい!

って思いますが、

やっぱり上手いのよ。

言い訳と言うか、言いくるめるのが。

 

「この研究は、未来への投資になります。」

 

経営者たちも、世界的に有名な研究者が『これだ!』と言ってるんだから、とにかく黙って見ていることにしたようです。

 

で、当たり前のことが起きました。

 

数年経っても、売れる新商品がリリースされない

 

あれ?

何やってるの?

という所ですが、研究には時間がかかるから・・という建前の元、トップは居続けているようです。

 

で、中の人達はどうなったか・・

めちゃくちゃしょーもない事務作業が増えていたようです

 

例えば、出張報告書に赤がたーくさん入り、

どうでも良い部分で、

時間が取られる。

  • ここのフォントは変えた方が良い
  • 行間は詰めても良いのではないか
  • 『しかし』、ではなく『ですが』で

なんて、

近くの大学に出張した報告書なのに、本筋と違う部分で指摘が入る。

 

1枚の報告書に1週間取られる人も。

しかも、研究員は確か数100人以上いるような組織なのに、ワザワザそれをしちゃう。

 

そんなことをすると、みんな、

出張したくないわ~

ってなる。

情報を取ってきたくなくなる。

他の企業や大学とのコラボも滞る。

 

最近の研究は、他業種(特に企業)とのコラボが大切になってきます。

 

国も推していますし【○○社と○○社の共同開発】って、最近見ませんか?

 

この間、餃子の王将に行った時、【王将とミツカンの共同開発】のポスターを見ました。

そんな感じで、

企業アピールの1つとして『コラボ』や『共同研究』を使う企業は増えています。

 

で、夫の研究所は、

企業コラボにも、

閉鎖的のよう

外部の私も聞いたことないもんなぁ~。

 

共同研究でやったとしても、大学と。

でも、大学って、研究所としてはフツーの行為だし、営利団体じゃないから、お客さんを持っていないんですよね。

 

企業コラボって、凄ーーく大切なんです。ちょっと詳しく嚙み砕きます。

 

例えば、王将とミツカンのコラボだと、

王将に来たお客さんに、ミツカンとコラボするくらい、真剣に味を追求しているアピールができます。

ミツカン側は王将でも採用される味なんだとアピールできます。

双方が、双方のチャンネルでアピールできるんです。

 

意外なコラボだと、SNSでも拡散しやすい。

運が良ければ、ちょっとした、ネットニュースに取り上げられてもらえたりもする。

今、どの企業も広告費をそこまで出せない状況なので、露出は万歳!

取り上げられたら、儲けものです。

 

『研究』という一見、宣伝にならなさそうな部分が、オイシイ分野になりつつある。

 

うん。

夫のトップは、

『商売人』という精神が全くなく、

周囲の研究員は、細かい部分だけネチネチ言われ、

商品になるか分からない研究ばかりをさせられる・・

 

何が起きると思いますか?

 

その通り。

 

職場に、

休職者、休職ギリギリの人が激増

 

でも、夫は踏ん張っていました。

 

なぜか、真面目に、

朝もほぼ始発のような時間に電車に乗り、

有給もほとんど取らず、

とにかく優先順位のかなり上に『会社』を位置づけていました。

 

時は、2019年の初夏。

ちょうど、3人目の妊娠が分かった時でした。

彼にも育休を取って欲しいと頼みこみましたが、とーっても嫌がり、もう、明らかに会社にドップリ浸かっていました。

 

続きます。
にほんブログ村 子育てブログ ワーキングマザー育児へにほんブログ村 ライフスタイルブログ シンプルライフへ

最後まで読んで下さり、ありがとうございます。クリックが本当に更新の励みとなっております。

【共働きに効く?楽天ルーム】
ぽにの楽天ルーム

 

当時の連載です。辛かった・・幻の妊娠 ①夫が育休取得となるまで

ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!