社長賞受賞のお話のつづき。
【今までのおはなし】
【ちょろっとあらすじ】
所属企業の社内報、社長賞の受賞者に私の名前が載っていました。
その特集をそっとカバンにしまいながら、
今までの【しんどかった経緯】を回想してみます。
社内横断型プロジェクトのリーダーになり、無我夢中で働き、
一定の結果がでて、
社長賞ものじゃない?なーんて周囲に言われ、
自分でも『今がサラリーマンの絶頂期』と自覚。
そんな中、妊娠。
リーダーを引き継いでもらった2年後、
新しいリーダーのみが社長賞を受賞。(←今ここ)
そう、
社長賞案件のプロジェクト、私はなかったことにされている
で、新しいプロジェクトリーダーがババン!
と社長と共に写真に撮られ、今までの功績の詳細が書かれています。
おぅ。
オメデトウ・・
私がリーダーを変わってもらったのは、
2020年1月の最後。
でね、皆さんご存じ、
2020年2月よりコロナのとん混が始まりました。
よって、2020年、2021年はこのプロジェクト、
ほとんど活動していません
なんなら2022年も~!
私も2020年に半ばに復帰した時、すぐさまプロジェクトに招集され、
「プロジェクトの副リーダーでお願い!」
と言われ、はいはい。
と返事をしましたが、今日までミーティングがされたのって、2~3回くらい?
うん。
あれ~~!?
で、さすがに社内報を読んだ、
将来幹部候補になるギラギラ系の人達から、
「あのプロジェクトで1番踏ん張ったの、初代リーダーの君じゃなかった?」
と数名に言われました。
うん。
そうかもしれない。
知らんけど。
でも、決して現リーダーがサボったわけでなく、
彼もリーダーになる前からよくやってた。
讃えられても全然よい働きをしていると思う。
ただ、
報道って、歪むよね〜
とは思う。
てか、この期に及んで、あれだけ嫌だな~と思っていたギラギラ系の人達が、分かってくれる人側に回ったから不思議。
もちろん、ギラギラの人でも、過去は過去。
今は今と割り切っていて、どーでも良いと思っている人もいますが、関わった人しか分からない事実ってある。
紙面になったり、報道された時には、書いた人の主観や想像も入る。
うーむ。
あと、賞金も出たみたい。
初任給の1.5倍くらいの金額
うん。
いいよね~~
とはなる。
一方で、
今回私が最も衝撃を受けたのは、
自分自信の感情。
正直、
こんなもんか感
が半端ない。
えっ、社長賞とってもこんなもんなの?
頑張りましたね。
すごいね~
社内報に載せようね~
賞金も出そうね~
チャンチャン!
おしまい。
これが欲しいがゆえに、真剣に、第3子を妊娠するかどうかを悩んでたんだ。
待って待って。
あほらし
3年前の2019年、私には2つの選択しがありました。
- 社長賞取れるくらいのプロジェクトを成功させるか
- 第3子を産むか
で、本連載にも書いたように、第3子の妊娠を取りました。
当時は比較対象として、上記2つを並列させていました。
いや、待て待て。
もう三男がいない人生なんて私たち家族には考えられません。
甘えん坊で、泣き虫で、かわいい2歳児の三男がトミカを並べたり、トーマスに夢中になっている姿にどれだけ癒されているか!
この子の笑顔がどれだけ支えになっているか!
小1,小3の上の子達も、三男がかわいくて大切で仕方がない。
社長賞、取れなかったけど、
全然いいわ
そんなんいらんわ。
どうぞ他の方に与えて下さい。
3年前の自分にも言いたい。
マジで社長賞なんて、仕事なんてどーにでもなるよ。大切なものを見つめて!優先して!
って。
いやね、これがオリンピックの金メダルだったり、ノーベル賞だったり、受賞した時点で周囲の対応も全然違うものになり、人生がガラッと変わってしまうものだったら話は別かもしれない。
いや、別か?
私にとってみれば、そんな世界的な賞よりも三男だわ。
三男によって、人生もガラっと変わったもん。
楽しいもん。
家族全員がよりギュッとなった感じもあるもん。
自分の判断が間違ってなかった~
というよりも、
家族と仕事の『ワンチャン』を同じ土俵として乗せてしまった自分が情けない。
あほちゃうか。
数年前の私。
あとね、
今回の社長賞を取って、
登りたいと思っていた山に、登った感じはある
いや、実際は私は受賞していないんだけど。
入社当時から、山を目指せって言われていたから。
で、感想は?と言われたら、
「フツー」
しかない。
景色は変わらない。
むしろ、あれだけ神経使い、歯を食いしばり登ったのに、賞状と賞金で済まされちゃうんだ~
と費用対効果を考えるとガッカリ。
なんだよ。
と感じてしまい、社内報をカバンから出し、もう捨てようかな。
と思った矢先に、
後輩が叫びました。
「社長賞の記事に、ぽにさんと、僕の名前が載ってます!」
つづきます。
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