前回の続きです➡英語全然ダメな技術系が、国際会議でプレゼンテーションするの巻
ひえーーー
英語会議3日目、地獄の幕が開く
マズイマズイ…なんと私の出番、
よりによって3日目。
会場の空気、もう完全に仕上がってる。機密情報もあるので、私は1日目、2日目は呼んでもらえていません。
3日目となると、特有の緊張感?初めまして~お互い緊張しますな~なーんて、跡形もない。
みんな英語でジョーク飛ばしてる。
他の人たちはすでに二日間の英語筋トレを経ている。
一方、私は昨日も一昨日も普通に、ごくごくフツーに生活。脳内、日本語オンリー。
そんな中、登壇予定の若手社員が話しかけてきました。
「いや〜緊張しますね!
僕、ぽにさんの前にプレゼンです。
でも僕がコケても、ぽにさんがカバーしてくれますよね!」
なんて良い子なの!天使か!
私も「英語ほんと苦手で、カンペ練習してきたけど、たぶん音読大会になるわ」
と正直に打ち明けたところ、彼は笑いながら「僕こそカンペ丸読みですよ〜」と。
———いや、あなた50分のプレゼンやん。私は15分よ。
丸読みで50分持たせるって、謙遜じゃね?でも、話しかけてくれてありがとう。
とっても和みましたわよ。
開幕、国際会議
司会者の第一声:「昨日の飲み会、盛り上がりましたね〜!皆さん二日酔いじゃないですか?」
(いや、もうちょっと飲ませてベロベロにしてほしかったよ…全員シャキッとしてるやん…)
さっそく、先ほどの若手くんのプレゼン開始。
聞き始めて2分後———私、悟った。
嘘だ。
ネイティブやん。
カンペどこいった。視線ブレないし、笑いも取ってるし。
「カンペ丸読みです〜」って、あれ、やっぱり謙遜だったのね! 詐欺とか通り越して能力高すぎるやろ!
私はこっそり自席を立ち、会場のドアを開けて外に出る。
「まずい…このあと、私やん。」
でも逃げるわけにもいかない。
英語なんて、50分そこらで上達するなら誰も苦労しない。
残り時間、必死に自分の原稿を読み込み、噛みそうな部分を修正。
ついでに、英語で自虐ジョークを入れるという荒業を追加。
あっという間に時間が過ぎ、
わたくしのプレゼンの時間がきました
若手くんの華麗な英語ショーが終わり、ついに私の番。
私はまず感謝を述べ、そしてこう切り出しました。
「えーと、言い忘れていましたが…私の英語スキルは非常に低いです!
質問する時は、スーパースローモードでお願いします!」
会場、ドッと笑い。
よし、掴みはOK。
と思った矢先、事件発生。
手元の字が見えない。
会場が暗すぎて、カンペの文字が完全に闇と同化。
よりによってこの日、左目の調子も悪い。
「おい視力!このタイミングで休むんじゃないわよ!」
一瞬パニックになりましたが、もうこうなったら開き直り。
カンペを顔スレスレに持ち上げて朗読開始。
もはや距離5センチ。
英語より絵面が気になるレベル。
それでも、20回以上練習してきたおかげで、内容は頭に入っています。
ジャパニーズイングリッシュで、ゆっくり確実に。
最後まで走り抜けた。
質問?
うん、特に無かったよ!
身内の日本人が気を利かせて質問してくれたくらい。
でも次に登壇した海外の方が言ってくれました。
「ぽに達の研究グループがこの分野に関心を持ってくれて嬉しい」
……伝わってた!
うーれーしーー。
後から、他の部門の人達がどしどし質問に来てくれました。新しいアイデアも頂け、出て良かった~
この技術を紹介できてよかった~と思いました。
その後、和やかな雰囲気で会議は終了しました。
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終わって思いました。
“英語はやっぱりツールで、中身や技術が結局大事”と。
とはいえ、やっぱり英語は避けて通れない。
20年前よりも確実に必要性が上がってる。
日本の人口が減る中、「外貨稼ごうぜ!」って流れが加速中。
私の会社でも、英語ペラペラ勢はまだ少数派。
だからこそチャンス。
そんでもって、会議現場で話を聞くと、上層部のフィルターを通さずにリアルな情報が入ってくる。
点と点が線でつながる感覚。
だから、決めました。
ネイティブキャンプ、1日1回→2回に増量!
(ただし、寝落ち率も倍増の予感。)
伸びない能力を向上させることはツライ。
大人になったら、好きなことで勝負したい。
それも正解だと思いますが、大人になったからこそ、もっと世界をひろげたいな~とも思ったりするのです。
いつも読んで頂き、ありがとうございます。ポチに1人、涙しています。。。




