なんだかんだで長期連載となっているPTAのお話。
- PTAどうする問題?!とうとうPTAのお鉢が回ってきそうです。
- ②PTA本当にあった少し怖い話
- ③PTA6年逃げ切った!万歳!と思っていたら、知らぬうちにしっぺ返しが来るお話
- ④『PTA究極の裏技』波風立てずPTA・地域役を全くせずに6年過ごす極意
- ⑤PTAに立候補したいが『どの役がいいか問題』
- ⑥PTA立候補やめる?経験者に質問をしても返って来ない
- ⑦係も決めた!PTAに立候補です
- ⑧『PTAはメンバーによる』それなのに・・イヤイヤ系の人がメンバー入りしそう!
ごめんなさい。
もう少し付き合ってください。
【簡単あらすじ】
PTAが盛んな地域に住む我が家。
今年、小4長男の学年で『広報係』に立候補しました。
しかーし、どうやら情報通のママMさんによると「広報係は人気がない」らしい。
小5、小6で決まった人はシブシブ枠。
それもそのはず。
みなさん、パソコンをお持ちでない。
そりゃ広報係したくないだろう。
さーて、パソコンを持っている我が家、めんどくさいことになりそう?
小5の枠で広報係に決まったKさん。
私がパソコンを持っている&使えるらしいことに心底安堵している様子。
しまった
パソコンをもっていないと言えばよかったか。
でもな~
私もブログをしていなかったらパソコンを持っていないだろうし、
パソコン持っていないのに広報係になったら絶対焦る。
Kさんを不安にさせるのも心が痛い。
こうなったら開き直るしかない。
「あの、Kさん。
私、学校に足しげく通うとかはかなり厳しいですが、
パソコンは普通の人よりも得意かもしれません(なんせ、毎日プログラムコード書いているので)。
パソコンが家にない人が編集受け持つのは大変だと思うので、その辺りは我が家に任せて下さい。」
ぱぁ~~っと笑顔になるKさん。
「ぽにさんありがとう!助かる!
保護者登録はぽにさんだよね?」
あっ、ごめんなさい。Kさん。保護者登録は夫です。
今後も我が家は夫が出てくると思います。でも私も陰で支えますんで。
うん。すまぬ。
Kさん、ニコニコしながら、
「いや~。パソコン持ってるだけで頼もしいよ。ありがとうぽにさん。」
いえいえ。
安心させれてよかったー!
極力、今年は簡略化したいですね~と2人で話しました。
全く掴めなかった暗闇のようなPTAの係が、
ぼんやりとKさんという仲間がいることで光が灯った感じ。
他のメンバーも良い人だったらいいんだけど・・
小2の参観が終わり、懇談に移りました。
昨日と同じようにPTA本部の方々が教室を開きます。
「2年生の保護者の方、全員1組にお集まりください。」
ぞろぞろ。
1組は人で溢れています。
2年生の学年は人数が多いので、運が良ければ6年間係にならなくても良いかも・・きっと私以外の多くのお母さんもそう思っているでしょう。
係、なりたくないよ。
そりゃ。
で、例のごとく、ガサゴソと黒板に模造紙が貼られます。
- 係に立候補した人
- 当選した人
- 投票で票が多かった人
が書かれています。
うん。
ちょうど、
広報係だけ立候補者がいない!
うわ!本当にうちの学区では人気のない係だったんだ。
遠くにいるKさんと目が合います。
お互い、声に出さずとも、
「広報!立候補者いないやん!」
と言っているのが分かります。
でね、
ここから地獄タイムの始まり。
「広報係が空いています。立候補したい人は挙手お願いします。」
PTA本部の選挙管理委員会の人が言います。
シーーーン
だーれも手をあげない。
模造紙に書かれている投票の多かったお母さん達が、
1人ひとり、みんなの前で当てられます。
PTA本部の人が、申し訳なさそうに、
「投票が多かった〇×さん、広報係とか今年どうでしょうか。」
突然当てられた顔面蒼白の〇×さんが、
手を震わせながら答えます。
「すみません。今年は全く想定しておらず、家庭のこともいっぱいいっぱいで、とても役をできる状態ではありません。」
「そうですか・・」
うん。
何このやりとり。
見てられない。
でも、PTA本部の人も泣きそうな声で頼む。
「そこを何とかなりませんかね・・」
うつむく〇×さん。声を絞り出します。
「すみません・・来年以降考えますので」
もうさ、
地獄よ
これが5人くらい繰り返されて、
みんなチョロっと家庭や仕事の状態を話して・・こっちも個人情報を聴いてしまう。
もう、いられない。
そして、誰も広報係やらないの。
ここにすでに広報係に決まってしまった人がいるのに。
決まった私も、やってもたーーハズレやーーって思うしかない。
で、7番目くらいに当てられた人が、
「何でやらないといけないんですか!てか、この投票なんですか?」
とちょっと逆切れしたんです。
えっ、
えーーっ
そんなこと言われても・・て思っていると、
その7番目の方、
「まぁ、どうしてもやれって言うのならば、もうヤケクソですけど、うん。やらないといけないんでしょ。」
うわ!
最悪。
この人とは一緒にやりたくない。
いや、一方で、こういう人は必要。
今後、PTAというメンドクサイ組織を失くすなら。
救世主でもある。
しかーし!
我が地域はまだPTAを失くすには、機が熟していない。
地方都市の新旧が交わる地域。時間がかかるだろう。
なにより、
既に広報係に決まった私。
逆切れしている人と一緒の係に活動するの・・
勘弁して欲しい(号泣)。
『PTAはメンバーしだい』
どこかで聞いたコメントが頭をよぎる。
みんながシーーンとなる。
あ・・この間。逆切れかーさんが決定するのか。後味悪い選挙だったな・・
その時!
後ろの保護者の中で、誰かが動きました。
タタタ・・
と小走りに走ります。
その人はなんと、
小5の広報委員に決まったKさんです。
Kさんは、思いもしなかった行動をするのです。
つづきます!
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