「ぽにさん、どうしたらモノが捨てられるようになりますか?」
後輩の、藤波さんは、モノを大事にする・・
いや、捨てるのが苦手な人。
今の部署に来て約10年が経ちます。
2回の育休は取ったものの、ずっと一緒に働いている大切な後輩。
家に帰って、就寝前の1時間ちょっとしか一緒に過ごさない夫よりも、彼女の方が話す機会や一緒に経験することは多かったかもしれません。
「ぽにさん、聞いてください。この間、実家の自分の部屋を片付けていたら、タンスの中から驚きのモノが出てきたんです。」
なになに?
腐ったパンとか?お金とか?
「それだったら良かったんですが・・」
何よ~
「髪の毛の束です」
・・は?
「小学校の時、髪の毛を伸ばしていて、すごく大切にしていたので、美容室でカットした時に持って帰ってきたんです。」
そんな人いるの。
あっ、おった。
「いや~忘れてました。本当にビックリしました。髪の毛って自分のものでも怖いですね。」
そりゃそうだろよ。
で、どうしたの。
「まだ捨てられないんです~~」
それは捨てようよ。
毎日のように、しょーもない会話をしていました。
そんな彼女が、会社を去ります。
ワーキングマザーの本当の敵
それは、専業主婦でもなく、
泣き叫び、手も付けられない我が子でもなく、
扱い方が微妙な上司でもなく・・
転勤。
以前、ブログ記事でも紹介しました→☆。
約10年前、私も勤務地がガラッと変わる転勤を経験しました。
今、このような転勤を通達されたら、どうしよ・・続けるか、きっと葛藤するだろうな。
さて、後輩のお話。
彼女は、2回目の育休中でした。
旦那様は、大手メーカー。
国内を問わず、世界中に勤務地があります。そんなわけで、育休中に関東に転勤の通達が出てしまいました。
とにかく育休中はついて行って、その後はどうしようかと悩んでいました。
一緒に働いていて分かるのですが、彼女は本当に今の仕事に誇りを持っていました。
「やりたかった職業なんです」
と嬉しそうに話していた時、それは良かったねーと先輩として、何だか嬉しい気持ちになりました。
出身大学のパンフレットに『素敵な社会人の先輩』として特集されるほど、自他共にお気に入りの職場。
でも、やっぱり子供が2人いて、ご主人も多忙で・・となると、いろいろしんどい。
育休中、悩み通したと思います。
その末に、退職を決断しました。
『これが正解だったか分かりません』
最後に発した言葉が印象的でした。
髪の毛も捨てられない彼女。
11年働いた職場、捨てられる?
育休中でしたが、昨日、最後の挨拶にきました。
「関西に帰ってきたら、どうか、パートで雇って下さい。」
部内のみんなに囲まれ、花束を持ったまま、涙をこらえる。
私も、グッときました。
あぁ、帰っておいで。
その時は、散々こき使うからね。
彼女を雇えるように、私も少しずつ役職を狙うべきか・・
出世とか、知らんし〜派の私ですが、やっぱり意向を通すには、ある程度の立場が必要。
会社に残った自分の使命かもしれないと思うのです。
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