夫に『あなた、凄いね』と言われた件

うちの夫は私をほぼ褒めません。

もちろん、「凄いね~」とか時々冗談で言いますが、理系男子ゆえか、基本口下手です。

 

そんな彼に、先日、

「あなた、凄いね」

と褒められました。

ええ。

 

若干、自慢話です(たぶん)。

苦手な方はUターンもしくは、3回転半の高速スピンで引き返して下さい。

 

いやね。

最近、後輩達の躍進が凄いのよ。

このお話に出てくる後輩だけじゃなく、もうみんな、秒速で抜いていくのよ。

続⑤『会社、辞めます』と上司に言った件

 

実は、4月から配属された研究部門は、事務系スタッフから研究員まで、かーなーりモデルチェンジしています。

自分の特色や活かせる部分をフルに出さないと置いてかれる雰囲気がプンプン。

一方で、最近の研究って、データの量が大事だったり、それを処理するプログラミングが扱える人が有利になっています。

わりと。どの分野でも。

私は元々、研究者としてはFラン人間ですが、プログラミングという技を得て、何とか持ちこたえています(おそらく)。

 

そんな必須技術の習得者?ということで、この4月から数人の後輩にプログラムの基礎からいろいろ教えてるのですよ。

 

そろそろ3ヶ月。

どうなったと思います?

 

フツーに抜かれた

スポーツカー オモチャ

マジで。

いろんなプロジェクトに顔を突っ込んでいるおかげか、直の後輩以外にも他部署の後輩も教えています。

 

総じて、

恐ろしく習得が速い。

これ、学歴がどうのとかのお話ではございません。

 

私は現在、高卒・短卒・4大卒・院卒、バラエティに富む卒業形態の方々を教えていますが、無茶苦茶習得が速い。

また、ただの勉強だけでなく、ソッコー業務に取り入れ、目の前の課題を改善しています。

おそらく、『元々やりたいと思っていた』という強い信念を持っているからこそ、習得が速い。

頭が下がるわ。

 

にしても、私が4年でヒーヒー言いながら習得したことを3ヶ月くらいで出来ちゃう人がゴロゴロ。

 

こちらはマニュアルを作成し、教え方は多少工夫はしています。

 

『ぽにさんの教え方やマニュアルが分かりやすいんですよ~』とか言ってくれますが、

いや、それだけちゃう

 

個人の努力や。

ついでに4年もかかった自分にも呆れる。

本当に凄い。

もう、素晴らしい!!

 

でね、私はちょっとしたプロジェクトの発表や、前にした部署長との面談でも、後輩達を手放しに誉め、凄いんだ!と自慢しまくっていました。

 

事あるごとに、自分の売り込みではなく、後輩達がいかにポテンシャルが高いか吹聴しまくっていました。

後輩達も、手放しで褒めるオバちゃんに、『こんなんできました!』、『前、厳しかったコードはこう改善しました!』とお知らせをしてくれます。

 

いや~層が厚くなるわ。

 

と嬉しく思い、普段おうちで仕事の話なんかしないのに、夫に報告しました。

 

すると、夫が、

「後輩に抜かれて、嫉妬とかないの?」

と聞いてくるではないですか。

 

は?

するわけないじゃん。

私を踏み台にして、いけいけ!突っ込め~って言ってるよ。

 

「ふ~ん。」

何?どうしたの?

 

「あなた、凄いね」

 

はい、冒頭!!

 

やっと戻りましたよ。

『凄い』と褒められた詳細ね。

ハナシを続けます。

 

夫曰く、

自分も研究員だから分かるけど、

研究員はプライドが高い(人が多い)。

直の後輩の追随って怖い。

彼らの評価が上がると自分の評価が相対的に落ちると思う人もいる。

なので、教育や各種サポートはするけれど、基本自分を抜いてしまうような人は苦手な人が多いハズ。

 

それなのに、

君は、後輩達に、

ごぼう抜かれしてるよ

 

それでも、平静を保っていられる、何なら喜んでるなんて、ハートが強すぎるよ。

 

ごぼう抜かれってなによ。

まぁ、

嫉妬なんて考えもしなかった。

 

でもさ。

それって、

幼少期からずっとトップだった人だからじゃない?

 

企業の研究員になる人って、勉強が得意な人ばかりやん。

集団の『優秀クラス』に属していた人がなるパターンやん。

 

私、全然、そんなんじゃないし。

小学校の頃なんて、低空飛行しまくっていたし。

受験で局所的に頑張った時はあったけど、

人に抜かれるなんて当たり前やで。

ワシ、極めてアホよりやぞ!

 

夫は、ははは。

と笑いながら、

「ぽにが思っている以上に、その『抜かれることを良しとするハート』は貴重だよ。組織としては、有難い存在になると思うよ。」

 

ふーん。

そうかな。

 

カチャカチャ。

食器を片付けながら、ふと考えます。

 

まぁ、近い将来、後輩達がもっともっと出来るようになり、私の立場が危うくなったり、『あんな先輩いらないんじゃない?』ってなるかもしれません。

でも、それ以上に、今自分が業務をしていて困った時に、後輩に聞いたり、一緒に乗り越えたりする方が大切な気がします。

 

そして、長い目で見た時、彼ら彼女たちがグングン能力を発揮すると、所属企業の売上も上がり、自分の給料を上げてくれるかもしれません。

何なら自分が管理職になった時(なれるか分からんけど)、能力の高い部下ぞろいで、めっちゃラクできるかも。

 

抜かれてナンボ。

 

この気概で、今後も教えまくります。

かかってこいや!!!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!