3人目を出産した人が、異動になったらしい
前部署で働いていた時に聞いた噂。
もう、15年くらい前のお話。
時効ですがこんなことがあったんだ…くらいで聞いてくれたら幸いです。
ザッジャパンな会社の2000年代中頃は、それはそれは育休~復帰の風当たりは強い時代でした。
もちろん、会社規定では制度は整っていますが、
ハッキリ言って日本の会社は、
制度よりも現場にいる人たちの常識が勝ちます。
一昔前は特にあからさまでした。
定時になっても、30分ほどフロアの皆がデスクを離れなければ、実質的な定時は+30分。
規定にそんなことは明記されていなくても、暗黙のルール。
サービス残業なんて当たり前。
朝、早く来ることもしかり。
職場の同調圧力が、社内規定よりも上位に君臨
そんな中、
3人目を産んだ人が、復帰後しばらくすると、異動したと。
本当かどうかは知りません。
ただ、
今でも、それを話していた当時の課長の一言が忘れられません。
「当たり前だよなぁ。」
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この出来事は衝撃でした。
人生において、子供は3人欲しいと思っていたからです。
その後、私は転勤。
沢山の部署が集まる勤務地に配属になりましたが、例の3人産んだ人を見つけることは出来ませんでした。
辞めたのか、居ることが辛くなったのかは分かりません。とにかく、見つけられませんでした。
で、今回、自分が3人産んで戻るとなると、
干されるな
と覚悟していました。
所属企業の良いところ(?)は、マミトラは基本しない。復帰しても今まで通り、働いてちょうだい。
時短でも、フルと同じ結果でよろしく!
うーんという部分はあります。
とにかく、復帰者に対するバリエーションが少ない。
そして、ある程度この対応は市民権を得ており、育休復帰者はあくせく働く印象。
で、今回の私よ。
前回紹介したプロジェクトリーダーは他の方に譲り、持っていた案件もいろんな人に引き継ぎました。
特に、木下さんとの仕事は、私が抜けた後に彼が能力をいかんなく発揮。
グングン結果を残す。
むしろ、私が足を引っ張っていたかと疑問になるくらい(いや間違いない)。
コロナ禍なのに、彼はあるメディアに特集されたようです。
凄いな。実力ある人は。
私が2月から7月まで休んだ時に、技術が向上し、高度化しています。
戻る隙なし。
おそらく、私の頭では、ついていけない。
ダメだこりゃ。仕事ないな。
うーん。
とにかく、与えられたことをひとつずつ誠実にこなそう。
当たり前のことを当たり前に進め、信用を得ていこう。
そう心に決めた復帰直前の先日、
木下さんから電話。
やっと前回の続き。
ブーブーブー。スマホが鳴る。
どうしたんですか?
「あっ、ポニさん、俺。木下。」
あら~、お久しぶりですね。
「・・育休中にごめん。折り入って、話が」
なんと、珍しい。
どうぞどうぞ。
「あのさ、あなた8月から戻ってくれるよね」
はい。そのつもりよ。でも、私、もう仕事ないですよね。木下さんのご活躍は育休中の私にすら、届いてますよ。
「いやいや。あんたを逃がさないよ。」
ちょっと待って下さい。だいぶ貴方とは差がついちゃってますよ。
「俺さ、11月から出社しないから」
はい?
続く
三男がまた発熱・・救急にいきました。いろいろありますね。
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