復帰後、干されると思っていた私への電話

3人目を出産した人が、異動になったらしい

前部署で働いていた時に聞いた噂。

もう、15年くらい前のお話。

時効ですがこんなことがあったんだ…くらいで聞いてくれたら幸いです。

海外出張 荷物

ザッジャパンな会社の2000年代中頃は、それはそれは育休~復帰の風当たりは強い時代でした。

もちろん、会社規定では制度は整っていますが、

ハッキリ言って日本の会社は、

制度よりも現場にいる人たちの常識が勝ちます。

 

一昔前は特にあからさまでした。

定時になっても、30分ほどフロアの皆がデスクを離れなければ、実質的な定時は+30分。

規定にそんなことは明記されていなくても、暗黙のルール。

サービス残業なんて当たり前。

朝、早く来ることもしかり。

職場の同調圧力が、社内規定よりも上位に君臨

 

そんな中、

3人目を産んだ人が、復帰後しばらくすると、異動したと。

本当かどうかは知りません。

 

ただ、

今でも、それを話していた当時の課長の一言が忘れられません。

 

「当たり前だよなぁ。」

 

**************

この出来事は衝撃でした。

人生において、子供は3人欲しいと思っていたからです。

その後、私は転勤。

沢山の部署が集まる勤務地に配属になりましたが、例の3人産んだ人を見つけることは出来ませんでした。

辞めたのか、居ることが辛くなったのかは分かりません。とにかく、見つけられませんでした。

 

で、今回、自分が3人産んで戻るとなると、

干されるな

 

と覚悟していました。

所属企業の良いところ(?)は、マミトラは基本しない。復帰しても今まで通り、働いてちょうだい。

時短でも、フルと同じ結果でよろしく!

うーんという部分はあります。

とにかく、復帰者に対するバリエーションが少ない。

そして、ある程度この対応は市民権を得ており、育休復帰者はあくせく働く印象。

 

で、今回の私よ。

前回紹介したプロジェクトリーダーは他の方に譲り、持っていた案件もいろんな人に引き継ぎました。

特に、木下さんとの仕事は、私が抜けた後に彼が能力をいかんなく発揮。

グングン結果を残す。

むしろ、私が足を引っ張っていたかと疑問になるくらい(いや間違いない)。

コロナ禍なのに、彼はあるメディアに特集されたようです。

 

凄いな。実力ある人は。

 

私が2月から7月まで休んだ時に、技術が向上し、高度化しています。

戻る隙なし。

おそらく、私の頭では、ついていけない。

ダメだこりゃ。仕事ないな。

うーん。

とにかく、与えられたことをひとつずつ誠実にこなそう。

当たり前のことを当たり前に進め、信用を得ていこう。

 

そう心に決めた復帰直前の先日、

木下さんから電話。

やっと前回の続き。

復帰前に、突然電話がかかってきました

 

 

ブーブーブー。スマホが鳴る。

 

どうしたんですか?

 

「あっ、ポニさん、俺。木下。」

 

あら~、お久しぶりですね。

 

「・・育休中にごめん。折り入って、話が」

 

なんと、珍しい。

どうぞどうぞ。

 

「あのさ、あなた8月から戻ってくれるよね」

 

はい。そのつもりよ。でも、私、もう仕事ないですよね。木下さんのご活躍は育休中の私にすら、届いてますよ。

 

「いやいや。あんたを逃がさないよ。」

 

ちょっと待って下さい。だいぶ貴方とは差がついちゃってますよ。

 

「俺さ、11月から出社しないから」

 

はい?

 

続く

 

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三男がまた発熱・・救急にいきました。いろいろありますね。

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!