職場復帰後、常に付きまとう時短かフルタイムか。
会社により3歳までで時短勤務が終了する企業や、小学校まで時短勤務が可能など幅があります。
とはいえ、家計や、職場の状況、子供の状態など様々なことを考えると・・
うーん。
正解ってなんだよ!!と分からなくなります。
私も2013年に出産してから、次男、三男とこの10年、時短とフルタイムをいったり来たりしました(所属する企業の時短は3歳までです)。個人的には、今も時短を取ったのが正解あったのか、フルタイムで頑張った時期があったのがよかったのか分かりません。
お役に立てるかどうかは分かりませんが、迷ったときの判断ポイントをまとめてみました。
目次(タップすると飛びます)
フルタイムか時短勤務か?
どっち?!
10年後の自分を想像し、自分に聞いてみる
時短・フルタイムの前に人生論かよ!と思った方、失礼しました。
ただ、初産の2013年から10年経ったからこそ10年前の自分に言いたい。
『10年後、何がしたい?』
小さな望みや夢で良いので想像してみる。
「毎年一度は家族で旅行に」や「子供に好きな習い事を1つさせたい」でも良い。
自分のことだったら「子供が10歳になったら仕事を辞めてフリーランスへ」「完全リモートで働ける会社に転職する」も素敵です。あくまで妄想でよし。
そして、10年後から逆算して、来年どうしよっかな~くらいの軽い気持ちで実行に移してみる。
個人的には10年前。
10年後にプログラミングが出来るようになりたい!業務でもプログラムが書けたら~とフワッと考えました。
思い立ったが吉日。中1の教科書を買って数学をやり直し、統計学とプログラミングを徐々にやりだしました。
10年経った今、どうなったか?
ゴリゴリプログラミングを書いています。
プログラミングの社内講師もしています。
過去記事:アラフォーが、プログラミングを勉強するとどうなる?
視力は落ち、肩は凝り、思っていたハッピー以外の副産物ももちろんあります。
ですがこの目標があったからこそ、時短とフルタイムの行き来を踏ん張れたのも事実。10年前の目標がしんどい時の自分の支えとなりました。
まぁ、夢だけでなく現実もみないといけません。次は、時短・フルタイムを考えた時にとっても重要なこと。
ずばり!家計をチェック
時短勤務をした経験がある人なら1度は感じます。
フルタイムとの給料の差を。
過去、私も給与明細をみて震えた経験が何度もあります。
少なっ!
子供の保育園代を払うために働いてる?と自問自答したことが幾度もありました。
時間やゆとりも大切ですが、お金も大事。
でもピンチの時こそチャンス!家計をキュー―っと引き締めて考え直す機会に。するとしましょう。ええ、そう思うしかない!
月にどれぐらい何に使ってるのか。
今、我が家にはいくらあるのか。
可視化しパートナーと共有すること。
支出・収入がいくら必要で、いくら最低でも稼がないといけないのか。
知っておくのと知らないのでは全然違います。
自分は「何がしたい?」優先順位を確認する
仕事においても、プライベートにおいても自分なりの優先順位はあります。
「1日7時間は寝たい」
「あのプロジェクトにはかかわりたい」
「毎日1食は家族でそろって食べたい」など、
譲りたくないポイントが少なからずある。
頑張り過ぎてはいけませんが、「これだけは!」のポイントを押さえておくのも大切です。
そのポイントを遂行するためには、時短がよいのか?フルタイムが良いのか?
譲りたくないポイントによって、選択は異なります。
ちなみに、個人的には子供達が1~2歳の時は時短で9時間睡眠を死守(といっても夜泣きが酷かったので何度も起こされる)。所属するプロジェクトをどうしても進めたい時はフルタイム申請していました。これはホントひとそれぞれです。
では、ここいらで時短・フルタイムのメリットとデメリットを順番にご紹介。
時短のメリットとデメリット
まずは時短から!
メリット
- 子供との時間がつくれる
- 家事との両立ができる
- 時間的ゆとりがもてる
帰りに買い物に行ったり、平日に習い事も可能。
家のことに割ける時間も多いため、子供との時間も作れます。
物理的に仕事時間を減らしているため、お家時間の幅は増やせます。
(仕事時間とお家時間のどっちがしんどいとかは・・とりあえず抜きで)
また出勤ラッシュや帰宅ラッシュを避けられることも。通勤のストレスの緩和にも。
デメリット
- ずばり!給与が減る
- 会社によってはフルタイムとタスクは一緒
- マミートラック、責任ある仕事を任せてもらない
給料は結構減る。そして、比例して仕事量が減る職場もありますが、据え置きの場合も。
逆に、責任のある仕事は別の人に。という空気になり、キャリアが停滞する可能性も職場や会社によってはあります。
フルタイムのメリット・デメリット
メリット
- 給与水準を維持できる
- キャリアの停止を最小限にできる
- 仕事や会社に関しては、復帰前と何も変わらない状態をキープできる。
ビジネスマンとしては有利ではあります。
デメリット
- とにかくゆとりがない
- 家事に追われる
- 子供との時間が減る
とにかく時間がない=精神的余裕も負担も増える可能性は高い。
ONとOFFの切替をうまくできないとしんどい場合も。
結局どちらが良いの?
正解は多岐に渡る
子供の人数、本人の体力、環境、勤務時間・・条件により正解は様々。
いや待て。
もう、
時短・フルタイムどっちも正解!
全員優勝だぜ!といいたい。
この少子化の時代、子育てに全然追い風ではない日本で、子育てしながら働いているなんて神です。
みんな凄いぞ!!!
そして、正解をどうしても絞り出すのならば、
今の自分に合った働き方を見つけた人が正解だと思います。
で、そうやって子供を産んでも自分に合った『しなやかな働き方』をしている人は、だいたいこれができている!
協力者に支援を求める!一人で抱え込むのはNG
夫やパートナーじゃなくても良し。実家が近ければ実家に。ファミサポさんでも保育園でも、シッターさんでも何でもよし!
家庭を1人切り盛りするのは本当に大変。
助けて―!を繰り返して良し。
毎日がんばってんだ!愚痴ってもいい!とにかく一人で悩まないで!
私は両親遠方で、夫も社畜で、コロナでファミサポに道も閉ざされ・・ボロボロになりました。一方で、少しでも相談にのってくれた保育園にはとっても助けられました。助けてーは大事だと分かりました。
ほんでもって、
あれ?違った?と思ったら、立ち止まり修正をかければよし
時短・フルタイムのお話に戻ります。
時短で過ごしていると仕事の時間が足りなかったり、フルタイムだと余裕がなさ過ぎたりといろいろあります。
あれ?なんか大変過ぎる。
と思ったら、立ち止まって修正をかければ良し。
走りながら微調整です。
私の経験で恐縮ですが、1人目は朝1時間時短、夕はフルタイムにしていました。当時はみなし残業もまだあり、帰りたくても帰りづらい状況。
あれ?無理かも・・と思い、夕の1時間時短に切り替えました。この変更でずいぶん精神的にラクになりました。
自身の体の不調や子供の変化、なんか違う?と感じたら、ちょっと立ち止り軌道修正。
変更はいくらだってできます。
しんどいですが、走りながらトライアンドエラーが最もおススメです。
まとめ
フルタイムでも時短勤務でも、家庭と仕事を両立することは本当に本当に大変です。職場にも少なからず迷惑はかかりますし、精神的にも追い詰められる時もあります。
そうだ。
最後にちょっと昔話。
一般的にあげられている時短勤務のメリットに「子供との時間が増える」があります。
昔、私も「フルタイムにしたら子供がかわいそう」と周囲から言われたことがあります。何気ない一言でしたがそれなりに傷つきました。
フルタイムの自分は間違っているかも・・とも思いましたし、3歳までしか時短の取れない所属企業を辞めようかとも思いました。
人には、千差万別の事情があります。
自分は自分。
時短・フルタイムを選択してもどっちも正解があって、どっちもあれ?があるはずです。
どうか、自分自身のご判断に、誇りと自信を持ってください。
あなたを陰ながら応援しています。
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