はぁ~~~溜息をつく私。
何度もこのブログでお話ししているのですが、うちの長男は国語が苦手です。
とはいえ、決して手を抜いているわけではなく、本人なりに至極まじめに取り組んでいると思われます。
大手塾の先生にもこう言われました。
「国語に関して、真面目に、宿題も手を抜かずにやっている。」
しかもその先生は、この大手塾の中でも超ベテランのおじいちゃん先生で、何百人、何千人という受験生を見てきた方。
そんな先生に「真面目にやっている」と太鼓判を押されても、おっそろしく点数が取れないのです。
他の教科は申し分なし。国語だけが…
他の3教科はどうかというと、志望校に申し分のない点数が取れています。
毎週、志望校と同レベルの学校の過去問に取り組んでいますが、算数・理科・社会に関しては安定感あり。
夏前のこの時期にこの出来、正直とても嬉しい。
ただ、ただ……
国語だけが壊滅的。
算数の点数が100点だとすると、国語はその1/2、いや1/3の点数になることもあります。
う、嘘だろ……。
関西の中学受験、国語ができない子には不利すぎる
関東の方はピンと来ないかもしれませんが、関西の中学受験は、国語ができない子に非常に厳しいのです。
なぜか?
それは、入試の科目配点構成にあります。
- 算数と国語のみ
- 算数・国語・理科
- 算数・国語・理科・社会
この中で、1と2の学校が結構多いんです。
つまり、3教科・4教科の学校なら、国語の比重は全体の1/4に圧縮されますが、2教科受験では国語が全体の1/2、あるいは1/3の配点になります。
で、我が家が受けようとしている学校はまさにこの1と2のパターン。
…国語の出来が致命傷になる可能性が高いのです。
いくら算数で満点を取っても、国語で20点とか出してしまったら、合格最低点に届かない。
なんでこんなに国語ができないのか?
「真面目に取り組んでいるのに、なぜ?」という疑問を、母として冷静に分析してみました。
どうやら、問題は以下にあるような気がします。
- 文章のブロックごとに「何が書かれているか」を要約できない
- 深く考え込みすぎて、何を書けば良いか分からなくなる
- とにかく、わからない。読んでも、頭に入ってこない
一方で、漢字や語句、文法などはそこそこの点数を取れています。
だからこそ、「読み取り」と「記述」が課題なのだと明確に見えてきました。
日頃の積み重ねの問題かもしれない
もう少し深い部分で考えてみたときに思い当たったのが、
うちの長男、普段からあまり自分の意見を言わないということ。
これは母である私にも心当たりがありすぎるのです。
といっても、「無口で暗いタイプ」というわけではなく、
訊かれたら話すけど、自分からは話さないというタイプ。
会話の中でも「自分の答えはあるけれど、わざわざ披露しない」感じ。
タイプの違いに気づいていたけれど
私は元々、文章を書くのが好きで、考えをまとめて吐き出すタイプ。
「さすがに違うタイプだな」と気づいたのは、保育園の頃。
でも、友達ができないわけでもないし、日常生活に支障はなかった。
いや~~。
自分の意見を言う習慣のなさが、読解力や記述力に影響しているのではないか―と最近ひしひしと感じています。
ほんでもって、
3人きょうだい育児の現実と反省
我が家には3人の子どもがいます。
次男も三男もめちゃくちゃ自分の意見を言うタイプ。
だから、家では「おかあぁん、僕の話も聞いてよ~!」と声の大きい者勝ち状態。
長男はどちらかというと静かに順番を待つタイプで、
結果的に話す機会が少なくなっていたのです。
……猛反省。
あれだけ絵本を読んであげたのに。
長男には一番読み聞かせをしてきたはずなのに。
でも実際は一番読み聞かせをしてこなかった、三男は自分から黙々と文字を読んでいる。
もう、タイプの違いって明確ですよね。
国語の苦手は「育ち」のせいではなく「特性」なのかもなぁ~
同じように育ててきたつもりでも、
自分の意見を言う・まとめる・書くということが苦手な子は、
確かにいます。
そして、それは性格や特性の問題でもあるかも。
特性という言葉でまとめたくないですが、
ここまでしても義びしいならば、ちょっとそう思ってしまいます。
それにしても・・・
国語が苦手な子にとって、関西系の中学受験は結構不利。
だからやーめた!とはならない。子供も最後まで走り着ることを望んでいます。
壁は高い。
どうやってその壁を乗り越えるかを考えていかなければいけない。
というか、今、努力をしないと、
今後の人生で文章を読み解く時にずごーーく大変な思いをすると思われます。
今はまだ「はーーー」って溜息しか出ない日々ですが、
もうすぐ夏休み。
泣いても笑っても小6夏休み!
親も、子どもも、頑張るしかないです。
やりましょーか。
