シンデレラの物語は、子供の頃好きだったお話のひとつ。
ボロ雑巾のような扱いを受けていた娘が、
魔法によってドレスを着飾り、カボチャの馬車に乗り舞踏会に・・午前零時に魔法が消える・・
ただ、大人になって、いろいろなことの側面が見えて来たり、多少なりとも『空気を読む』技術を身に着けると考えさせられることもあります。
シンデレラって、幸せなの?
結婚先の王子様のお家で、厳しくしつけなおされるのじゃないの?
嫉妬した貴族達からの嫌がらせは、以前、義理の姉たちにされていたそれより、陰湿なんじゃ・・
そもそも、一目惚れで結婚したいという王子様。浮気するやろなぁ。
オバはんは余計な推測をして、モンモンとします。
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前回の続き。
【ともばたけ】【仕事】
「辞退させて下さい。」
驚く部署のトップ。
「えっ。でも君、10分前までやる気満々だったよね。」
いやいや。私は光栄ですと言っただけで、やる気満々なのは先輩。ってそんな否定をするのもナンセンスか。
「ええ。ですが、私には荷が重いです。」
その理由をとつとつと語りました。
- 成功させるべき重大案件のため私以外の人がやって頂きたい
- 監査役の方々の意見を全て抽出することはおそらく難しく、上手に調整できない
- 現時点で業務過多 これ以上増やすと質が下がる恐れあり
など。
とにかく、光栄なお話ではありますが、私でない方に是非どうぞ。
という感じでお話しました。
「よくわかった。」
部署のトップは話を一通りじっくり聞いて下さり、そうか・・と溜息。
よし、これでこのお話はなかったことに。
名誉に感じておりますが、想い出だけを心に秘め、生きていきます。
と思っていると・・
「取締役が、次々世代のリーダーとして、君に今のうちに経験させたいのだと思うよ。いろいろ断りたい事情も分かった。でも、やってみないか。」
マジで言ってるんですか。
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シンデレラが、王子様に見初められ、プロポーズの言葉を受けた時。
自信のなかった彼女は、(なんならそんなに王子様を好きかよー分からんわ・・と思っていた彼女は)全ての不安点をぶちまけたとします。
ひたすら聞いた王子は・・
なるほど。それは想定していなかった。
でも、そこまで考えてくれるのならば・・
サヨナラ~~
とはならずに、
むしろ安心。
大丈夫、僕が守るよ。
安心してお嫁にこい。
俄然、やる気だぜ!!
っとなるのかもしれない。
人間は時として、逃げられそうになったモノを必要かどうか精査するよりも、『逃げられる』という事態を避けたく、追う傾向がある気がします。
今回、まさにそれやないの。
いや、童話の世界とリアルなビジネスの世界は全然違う。
でも、、
まんまと私は捕まえられ、さぁ、履いて、履いてと、もう一度ガラスの靴を履かされました。
「大丈夫。協力するから。」
というトップの声かけと共に。
で、決定してしまいましたよ。
リーダーに
後日プロジェクトが正式始動し、監査役のイケイケドンドン社員から直接電話を頂きました。
「ぽにさん、君、大抜擢だよ。さっそく2週間後に詰めの会議があるからね。資料頼んだよ。上手に仕切ってよ。」
私は正直に、自分がリーダーなどしたことないこと、自信もなく、一度断ったこともお話ししました。
「そうか。俺もいろんな所から声がかかり始めた当初は戸惑ったよ。でも、飛び込んでみたら?支えるからさ。」
へーー。
そうか、この方も元シンデレラなんだ。
なんか、ほっとした。
今後の詳細も教えてもらいました。
「6月にキックオフミーティング・・・・・3月に役員に発表するのが最大の目標。」
なるほど。
役員発表・・
確かに上に受理されないと、プロジェクト自体が破滅します。
ただ、王子様達に喜んでもらえる事だけが、シンデレラ集団の目標なのかな。
生意気ながら、新規シンデレラはそうは思わないかも。
そのもっと先。
近い将来、世界のこの分野の研究者が、「やられた!」と悔しくなるような技術を勝ち得たい。
役員へのお膳立て等は、元シンデレラ達が率先してやってくれるでしょう。
新規シンデレラは、前へ、前へ、彼らとは違うガラスの靴を履いて、走っていきたい。
例え、かぼちゃの馬車もなく、ドレスは作業着であっても・・
午前零時の鐘が鳴った時、魔法ではなく『科学として証明できうる』消えない技術を残すために。
さぁ、新シンデレラ。
ボロ雑巾に逆戻りする可能性も大ですが、いっちょやってみます。
続編もまた発信予定です。読んでみたいと少しでも思って下さる方は、クリック下さいますと幸いです。
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