失敗の後の後始末。人生初の『社内根回し』に走り回ってみました。

以前、上場企業の役員の方が、こうおっしゃっていました。

 

「いやー。最近、仕事以外のコミュニティに入ったんだけど、

正直、趣味のコミュニティの運営の方が難しいよ。

営利企業はね、実は単純なの。お金が儲けられることが正解だから。

ヒットしたもの勝ち。

でもね、サークルとか趣味の集まりは正解が人によって違う。

強い団体にしたい人。

趣味に留めていたい人。

答えが多岐に渡るから、皆が長きに渡って一緒に集まることって、結構難しいんだよね。」

 

そういうものなのかな・・

サークルと会社は、違うけど、一理あるかもしれないか・・

雲

さて、前々回の続きでございます。

【ともばたけ】【仕事】

初めての社内リーダー、大抜擢だったのに、失敗したかも・・

 

学生時代の友人、なみ。

社会人になってからも、何度も一緒に旅行や遊びに行っています。

その度に、この子凄いなぁと思う事。

アフターケアが入念

彼女が企画した旅行が終わった後、全員に会計報告。

『今回、これをもっていったのは正解だったね。次回は、○○も用意した方がいいね。』という前向きな提案も。

 

ちょっとしたことですが、「あーー楽しかった。」がギューンと加速します。

 

*****************

私の初めての社内リーダー、キックオフ会議。

 

理想としていたプロジェクトの進行は、滞りなく、ゆるやかに進むはずでした。

入念に準備したプレゼンはそこそこ伝わった感はありました。

 

しかし、結果的に・・

無駄な紛糾をし、嫌な雰囲気で終わってしまいました。

 

最悪。

 

土日。

子供達と思う存分遊ぶ私。

ただ、どこかでモヤモヤが取れません。

何がダメだったのだろう。

どこか足りなかったかな・・やっぱり考えてしまう。

 

日曜の夜、久々にふと考えました。

 

なみなら、どうする?

 

アフターフォローが上手。

彼女なら、懐に飛び込んでいく。

でもそれはサークルだから?

 

いや。

やってみるか。

正解なんて、分からない。

関係者に、何だか上手く仕切れなくてすみません。でも、今後ともよろしくと1人1人話してみよう。

 

月曜日。

朝から出席者に直接会いに行き、金曜の不出来を謝ります。

改善点や忌憚ない意見をききます。

 

「まぁ、譲るところは譲る。でも、言うことは言うべきだと思うから。」

 

皆さん、意外と悪くない印象。

出張や他の勤務地の方には電話でお話。一様に悪くない感じ。

 

さらにさらに、本丸。

 

役員の方を訪問。

「ぽにくん、あれくらいガンガン言ってくれていいからね。リーダーは少し強引で、でも、譲歩もできる。という感じが良いんだよ。」

とのこと。

おや?いい感じなのか。

いやいや、調子に乗ってはいけない。

 

「今回、強引だったと反省しています。

自分でも成功させたいと張り切り過ぎて、冷静ではない面もありました。

本当に、よく分からない所ばかりです。

今後とも支えて下さい。よろしくお願いします。」

 

役員の方、

「大丈夫だよ。まかせなさい。

それより、君が攻めていたあの技術部門。

強敵だからね。上手く取り込もう。

何だかんだで我が社の肝だから。」

 

よかった。

同じこと考えていました。

どうでも良い部門に対して、さすがに提言しない。

 

「期待しているよ。じっくり進めなさい。

一つだけ忠告。

決して、焦ってはいけないよ。」

 

分かりました。

心しておきます。

 

よかった。

皆さんに話してよかった。

 

これが『根回し』っていうやつかもしれない。

 

身をもって知る。

 

しないのと、しておくのと、大違いや。

 

自分にとっても。

何なら今、次回の会議が楽しみになっている自分がいる。

 

*****************

 

学生時代に友達と話した雑談の中で、最も印象に残っていることがあります。

それは、名前の由来について。

 

他の友達の由来は・・申し訳ないですが忘れてしまいました。

 

でも、彼女だけは忘れません。

 

『なみ』の由来。

 

「えっ?

なみの由来?

あー。

うちの親、『並』で良いっていう意味で、なみって付けたって聞いたわ。」

 

本当に?

 

「うん。本当だよ。でも、私は気に入ってるよ。『並』。いいじゃん。」

 

二十歳そこらの多感な時期。

周りよりも少しでもよく見られたい。

カッコつけの私は、ガツンときました。

 

並。

いいね。

 

 

現在彼女は地元に戻り、3人の子供を産み、専業主婦をしています。

パートやPTAに忙しいと、1年に1回のお互いのおうち訪問の時に話してくれました。

 

「私は平凡だよ~。PTAもパートもフツーって感じ。構えてたけど、特に悪くないよ。」

と。

 

いやいや、貴方の素晴らしさは、並ではないからね。

その気配りが『フツー』という意外と難しい状態を維持できるんだからね。

 

やるな。なみ。

といつも思うのです。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!