以前、上場企業の役員の方が、こうおっしゃっていました。
「いやー。最近、仕事以外のコミュニティに入ったんだけど、
正直、趣味のコミュニティの運営の方が難しいよ。
営利企業はね、実は単純なの。お金が儲けられることが正解だから。
ヒットしたもの勝ち。
でもね、サークルとか趣味の集まりは正解が人によって違う。
強い団体にしたい人。
趣味に留めていたい人。
答えが多岐に渡るから、皆が長きに渡って一緒に集まることって、結構難しいんだよね。」
そういうものなのかな・・
サークルと会社は、違うけど、一理あるかもしれないか・・
さて、前々回の続きでございます。
【ともばたけ】【仕事】
学生時代の友人、なみ。
社会人になってからも、何度も一緒に旅行や遊びに行っています。
その度に、この子凄いなぁと思う事。
アフターケアが入念
彼女が企画した旅行が終わった後、全員に会計報告。
『今回、これをもっていったのは正解だったね。次回は、○○も用意した方がいいね。』という前向きな提案も。
ちょっとしたことですが、「あーー楽しかった。」がギューンと加速します。
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私の初めての社内リーダー、キックオフ会議。
理想としていたプロジェクトの進行は、滞りなく、ゆるやかに進むはずでした。
入念に準備したプレゼンはそこそこ伝わった感はありました。
しかし、結果的に・・
無駄な紛糾をし、嫌な雰囲気で終わってしまいました。
最悪。
土日。
子供達と思う存分遊ぶ私。
ただ、どこかでモヤモヤが取れません。
何がダメだったのだろう。
どこか足りなかったかな・・やっぱり考えてしまう。
日曜の夜、久々にふと考えました。
なみなら、どうする?
アフターフォローが上手。
彼女なら、懐に飛び込んでいく。
でもそれはサークルだから?
いや。
やってみるか。
正解なんて、分からない。
関係者に、何だか上手く仕切れなくてすみません。でも、今後ともよろしくと1人1人話してみよう。
月曜日。
朝から出席者に直接会いに行き、金曜の不出来を謝ります。
改善点や忌憚ない意見をききます。
「まぁ、譲るところは譲る。でも、言うことは言うべきだと思うから。」
皆さん、意外と悪くない印象。
出張や他の勤務地の方には電話でお話。一様に悪くない感じ。
さらにさらに、本丸。
役員の方を訪問。
「ぽにくん、あれくらいガンガン言ってくれていいからね。リーダーは少し強引で、でも、譲歩もできる。という感じが良いんだよ。」
とのこと。
おや?いい感じなのか。
いやいや、調子に乗ってはいけない。
「今回、強引だったと反省しています。
自分でも成功させたいと張り切り過ぎて、冷静ではない面もありました。
本当に、よく分からない所ばかりです。
今後とも支えて下さい。よろしくお願いします。」
役員の方、
「大丈夫だよ。まかせなさい。
それより、君が攻めていたあの技術部門。
強敵だからね。上手く取り込もう。
何だかんだで我が社の肝だから。」
よかった。
同じこと考えていました。
どうでも良い部門に対して、さすがに提言しない。
「期待しているよ。じっくり進めなさい。
一つだけ忠告。
決して、焦ってはいけないよ。」
分かりました。
心しておきます。
よかった。
皆さんに話してよかった。
これが『根回し』っていうやつかもしれない。
身をもって知る。
しないのと、しておくのと、大違いや。
自分にとっても。
何なら今、次回の会議が楽しみになっている自分がいる。
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学生時代に友達と話した雑談の中で、最も印象に残っていることがあります。
それは、名前の由来について。
他の友達の由来は・・申し訳ないですが忘れてしまいました。
でも、彼女だけは忘れません。
『なみ』の由来。
「えっ?
なみの由来?
あー。
うちの親、『並』で良いっていう意味で、なみって付けたって聞いたわ。」
本当に?
「うん。本当だよ。でも、私は気に入ってるよ。『並』。いいじゃん。」
二十歳そこらの多感な時期。
周りよりも少しでもよく見られたい。
カッコつけの私は、ガツンときました。
並。
いいね。
現在彼女は地元に戻り、3人の子供を産み、専業主婦をしています。
パートやPTAに忙しいと、1年に1回のお互いのおうち訪問の時に話してくれました。
「私は平凡だよ~。PTAもパートもフツーって感じ。構えてたけど、特に悪くないよ。」
と。
いやいや、貴方の素晴らしさは、並ではないからね。
その気配りが『フツー』という意外と難しい状態を維持できるんだからね。
やるな。なみ。
といつも思うのです。
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