③日本企業大丈夫か問題!*若手ではなく働かないベテランが生きやすい世界

つづきもので発信させてもらっている『日本企業で働く友人の職場で起きたこと』。

あるある過ぎて、

あれ?同じ職場?!

と思うことが沢山あります。

さーて、

研究職で頑張る若手A君にふりかかる更なる追い打ちとは?

【今までのお話】

スタバ

A君は気がつきます。

日本企業では仕事をしても/しなくても基本、

評価は一緒。

給与はほぼ年齢で一律。

ザッ!年功序列!

構造的にどうしようもない。

やりきれなさを感じるA君。

とはいえ、国内企業で技術系に従事したい!と思ってもどこも同じ。外資系の技術職もよぎりますが、頑張った技術は他国に取られてしまいます。

それには、ちょっと抵抗がある。

 

A君は何とか気持ちを持ち直し、前を向こうとしました。

 

だがしかし!!

 

B先輩の存在が彼の心をザワザワさせます。

なぜならB先輩は、

超絶厄介なサラリーマンです

 

日本企業の研究職には一定数【厄介な人】がいます。

そのパターンは3パターンくらいに分かれていまして、

  1. シンプルに仕事ができない
  2. モチベーションが低く最小限の業務も嫌がる
  3. マウントを取ったり攻撃し、自分は賢いアピールをするが特になにも出来ない

他にも細分化すると分かれますが、まぁこんな感じ。

1はあるあるです。訓練や仕組みを改善することで何とかなる場合も。

私自身もここ出身だったりするので、あまりヤンヤ言いたくないですが。

2の【モチベーションが低く最小限の業務も嫌がる】も少なからずいますが、上司の手なずけ次第だったりします。

3の【マウントを取ったり攻撃し、自分は賢いアピールをするが特になにも出来ない】はマジどうしようもない。プライドだけは高く、他に人には提言する癖に自分が言われると激昂するタイプ。

 

ですが残念なことに3のタイプはそこそこの頻度でいます

研究職の中に。

 

B先輩はこの春、別の研究所から転勤でA君と同じ部署に入りました。

アラフォーの中堅だけれども、出世からはちょっと違うところにいます。

元いた研究所でも『癖のある人』で通っていたよう。

 

で、徹底的にA君に、

指導をし始めたのです

何かをするごとに「それは間違っている」と否定から入り、マウントを取り続けます。

 

その割に、自分の仕事は全然片付いていない。

隙あらばペチャクチャおしゃべりをしています。

常に「俺は忙しい」アピールをする割に、ご自身の研究はぜーんぜん進んでいない。

なのに、数か月に1回の研究発表会では『さもやっている風』の発表を繰り返す。

発表や上司からの見られ方だけ異常に上手で、自信満々に話しているので何も知らない人からだと『この人、信頼できるかも・・』と思われがち。

で、上席たちと飲みに行ったりもするので上のウケは悪くない。

 

一方で、若手のA君の課題や進め方について、Bさんは皆の前でケチョンケチョンに悪態をついたりします。

きっと『俺、こんな洞察力あるんだぞ』と無駄なマウントを取っているのでしょう。

 

さすがに・・

と思った私の友人も自分の上司に相談したそうです。

「Bさんをどうにかして欲しい」

あのような人に注意をせずに野放しにしておくと、育つはずの人材も育たず、逃げられますよ。

あと、A君だけでなく、友人自身もBさんと同じ職場はしんどいです。

と提言しました。

 

すると、その部署の上司は何て言ったと思いますか?

「そうかもしれないけど、あなたもA君も変わらないといけない。チームの中には必ずしも優秀でない人もいる。それを容認できなくてどうするんだ。

と言われたそうです。

 

違うタイミングで同じ上司にA君が同じように相談した時も、

全く同じことを言われたとのこと。

まるで「いじめっ子がいます!」と訴え先生に逃げ込んだのに、「いやイジメられている君の方が変わらないといけないのでは?世の中にはそんな人もいる。容認してあげなさい」と言われるのと同じです。

で、結局、

Bさんへは一切お咎めなし。

 

Bさんはなーんにも知らずにのうのうと職場に来ています。

特に何も成果を出さず。

 

ある日、A君は知ります。

Bさんの給与が自分の2倍以上あることを

Bさんは、やたらと残業をしたがります。

定時で帰ることはほとんどせず、残業をしまくっています。

A君は定時で帰る社内令にしたがい業務をなるべく所定時間内に行っています。

 

アラフォーのBさんはA君とは違い、給与はそれなりに高い。

あれ?

 

残業代合わせたら、Bさんの給与、

自分の2倍やん。

アホらし。

何だこれ。

 

辞めた辞めた。

 

ということで、A君は特に戦うこともなく、

サラッと退職願を出しました

理由を告げず、一身上の都合で・・ということで、辞めることにしました。

A君のような人の退職後は、

  • 外資を含む実力主義傾向にある企業(技術系・IT含む)に転職
  • 大学院へ帰る
  • 第二新卒として全く他の分野に転職

が多い印象です。

 

A君が辞めた後の日本企業の現場はと言うと・・

「今の若い人は我慢ができないね~」

という結論で、

何事もなかったようにBさんが働いています。

 

優秀な人が去り、サラリーマンの仕組みに守られる生産性の低い人が残る日本企業の出来上がり~

ちゃんちゃん。

 

では、最後にこの後予想される未来はどうなるか?

我々はどうすれば良いか問題に、現場から考察してみます。

続きます!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!