前回の続きです。
刺さる人にはかなり刺さったようで、TwitterでもDMやリツイートを頂きました。ありがとうございます。
いやいや、興味ないし!という方。
ごめんおくんなまし!
おススメブロガーさんのブログに飛んで頂けますと幸いです。
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さて、裏技の続き。
中学校で内申点を取るためポイント。
前回は1,2をお届け。
【内申点を取るポイント】
- 行きたい高校や進路を大まかでも良いので、早いうちに決める
- 高校のリサーチを徹底する
- 小テストは全力で!
- やっぱり提出物は光の速さで!
- 学区に目を光らせる
- 睡眠時間を取らせる
- 保護者面談で援護射撃をする
- 最強のカンフル剤を投下
今回は3、4、5です!
お願いがあります。
5の『学区に目を光らせる』を出来ればちゃんと読んで下さい。
他は飛ばしても良いくらい。。
では、いきましょう~
目次(タップすると飛びます)
小テストは全力で!
小テストは学力を定着させる良い機会。
小テストさえ取っていれば、中間や期末はそれの応用。
小テストで全問正解を狙い、見直しの徹底、ケアレスミスを防ぐ習慣を付ける。
思春期の子供にチクチク言うのは難しいですが、小テストの重要さを教えておくのは大切。
本人にネット検索してもらうのも一つです。
『小テスト 内申点』
とかでググってもらうと、どれだけ重要かプロやセミプロがまとめてくれています。
ですが、期待し過ぎも注意。
小テストをこなしていたからと言って、全国共通テストのような実力テストで高得点が取れるとは限りません。
あくまでも『内申点のためにポイント取りに行くワザ』。
だがしかし、重要。
あなたがもし、中学の先生だとします。
自分の生徒で、いつも小テストを頑張っている子がいるとします。
中間や期末とそこまで関係のない、たまたま受けた実力テストで点数が芳しくなくても下駄を履かせようと思いませんか?
私だったら・・ひいきするなぁ(汗)。
そう。
中学は実力だけでなく、先生の主観が入ります。
うむ。
そういうことです。
なので、小テストは全力で取り組むべきです。
お次。
やっぱり提出物に光の速さで!
前半にも書きましたが、超重要なのでしつこく言及します。
提出物の速さ=ヤル気
間違いなく。これは社会人になっても重要なスキルです。
多くの人が『質』を重視し、提出のタイミングを先送りしますが、ビジネスでも勉強でも速さは本当に大切!
特に、初動の動きがめちゃくちゃ大切。
ある分野の権威の方は、とにかく提出物や返事が速い!本人も、意識して速くしているようで、『初動速さ』が彼の地位を築いたとのこと。
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ちなみに、うちの長男は初動がすさまじく遅いですが、
「サッサと動いても、先延ばしにしても、やらなくちゃいけないことは変わらないから直ぐに済ましなさい。」
と何度も夫に言われ、徐々に動くようになっています。
夫が介入し、直ぐに済ますことによって、
- 親にも小言を言われない
- 自由な時間が増える
を体感しつつあります。
最近までお風呂上りの着替えもめちゃくちゃ遅かったのですが、だんだん直ぐにするようになってきました。
出来るようになると、「早く済ましてくれてありがとう。」とか夫に言われ、あれ?早い方が自分にもメリットが多い?と少しずつ気が付き始めています。
一方で、長男特有のマイペースな性格は変わっていません。
しかし、アウトプットは変えられると信じています。
お次、注意して読んでみてください。
学区に目を光らせる
これを読んでいる方は約25~30年、もしくはそれ以上前に中学生だった方を想定しています。
当時、日本の多くの学校が『相対評価』を採用していました。
2017年の資料でちょっと古いですが、昭和から時系列を追って、文部科学省が採択した評価基準が書かれています。学習評価に関する資料- 文部科学省
おなじみの『相対評価』は、
学級又は学年における 位置づけを評価
です。
要するに、クラスの人数を100%と考えて、
- 7%が5の評定
- 24%が4の評定
- 38%が3の評定
- 24%が2の評定
- 7%が1の評定
になります。
何となく、分かるのではないでしょうか。
相対評価はクラスの中で階層が出来てしまい、良くないよね~とか何とかなったようです。
現在は、
絶対評価になりました
ある基準以上の生徒は全員『5』がもらえる。
絶対評価になると、極端なハナシ、5の評定をクラス全員付けても構わないことになります。
もちろん、現実的には厳しい。
どんな優秀学区でも、クラス全員、学年全部を高得点にはできない。
一方で、相対評価が撲滅したか?
いや、無理でしょう。
人間、誰かと比較するからこそ、的確な評価が生まれるものです。
はい。
科学実験や検証でも、かならず『基準』となる試験区を設けないと、正しい評価は生まれないもんなぁ~
今の公立中学校は、
絶対評価という名ですが、配分がバランスよくなるよう先生達も工夫されているようです(あくまで、ようです)。
例えば、A学区の中学だと標準問題で十分。
しかし、B学区の中学では標準だと多くの生徒が100点を取ってしまうため、やや難しい構成にする。
ことも起こりえる。
いや、それだけじゃないのよ。
ちょっと聞いてよ。奥さん。
あのね、今、こんなデータも出ています。
東京都の評定状況の調査書です。
都内公立中学校第3学年及び義務教育学校第9学年(令和2年12月31日現在)の評定状況の調査結果について
東京都の教育委員会が、都内公立中学校623校を平均した評定『5~1』の%分布を発表しているんです。
抜粋します。
各教科の評定分布状況
(右)評定 (下)教科 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | |
---|---|---|---|---|---|---|
国語 | 3 | 12.9 | 25.5 | 47.5 | 11.1 | 3.0 |
2 | 12.1 | 25.1 | 48.3 | 11.6 | 3.0 | |
社会 | 3 | 15.2 | 24.2 | 43.2 | 13.9 | 3.5 |
2 | 14.0 | 23.6 | 44.5 | 14.4 | 3.4 | |
数学 | 3 | 14.9 | 23.4 | 43.2 | 14.3 | 4.3 |
2 | 13.4 | 22.6 | 44.8 | 14.9 | 4.4 | |
理科 | 3 | 14.1 | 24.2 | 45.8 | 12.5 | 3.3 |
2 | 12.7 | 23.6 | 47.0 | 13.4 | 3.4 | |
音楽 | 3 | 13.7 | 26.0 | 48.3 | 9.2 | 2.8 |
2 | 12.3 | 26.3 | 49.7 | 9.0 | 2.6 | |
美術 | 3 | 12.6 | 27.7 | 49.2 | 8.0 | 2.6 |
2 | 11.3 | 27.0 | 50.6 | 8.5 | 2.5 | |
保健体育 | 3 | 10.2 | 28.7 | 51.7 | 6.9 | 2.5 |
2 | 9.0 | 27.5 | 53.4 | 7.5 | 2.5 | |
技術・家庭 | 3 | 12.0 | 27.2 | 49.4 | 8.9 | 2.5 |
2 | 10.6 | 26.7 | 50.9 | 9.4 | 2.5 | |
外国語(英語) | 3 | 16.1 | 22.3 | 41.5 | 16.2 | 3.9 |
2 | 14.6 | 21.8 | 43.3 | 16.3 | 4.0 | |
9教科全体 | 3 | 13.5 | 25.5 | 46.6 | 11.2 | 3.2 |
2 | 12.2 | 24.9 | 48.1 | 11.7 | 3.1 |
注 1.上段は令和3年度選抜、下段は令和2年度選抜の調査結果である。
これで、何が言いたいかと言うと、
『3』がとっても増えた。
どの教科も。
昔は約38%だった『3』の評価が、40%から50%の分布になっている。
『4』や『5』が減ったというよりも、
圧倒的に『2』と『1』が減っている。
平成初期に『2』がつくと、
「やばーい!次頑張ろう!」
だったかもしれません。『2』は24%の人がいたから。
今、『2』だと『下から10~15%』。
『2』は、ついていけていない生徒になります。
副教科ならなおさら(滝汗)。
でね、気が付かないうちに、
『2』に限りなく近い、『3』を取っている場合がある
なぜなら、『3』の絶対人数が増えているので。
そうなると、ほとんど通知表『3』なのでいっか・・
と母子ともに悠長にしていると、
中3の進路相談の時に、
思ってたんと違う・・という結果になりかねない。
データで表しても、30年前とは全然違うので。
注意が必要です。
学区の話もしましょう
まことしやかに噂する学区。
評定が取りやすい学区と、そうでない学区があるのもよく聞く話。
あながち間違っていない部分もありますが、
アップデートもしておいた方が良いです。
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これまた東京都教育委員会が、令和2年に調査した、
学校ごとの評定割合
の数字を見てみましょう。
地方自治体によって発表している所と、していない所があると思います。あなたの市町村もチェックしてみて下さい。
東京都中学校等別評定
これを見ると、例えば1ページ目の
- 千代田区1中学(青ライン)
- 港区2中学(緑ライン)
千代田区1の中学では、国語で『5』の評定が29.5%もいるのに、港区2の中学では8.1%。
数学の『5』を見ると、一方が42.4%で、もう一つは4.8%。
差、あり過ぎじゃろ・・
千鳥のノブも突っ込むわ。
もちろん、港区にも6の中学など、評定が全体的に上側にスライドしている学校もあります。
ちなみに、このレポートを下の方までよく見てみると、東京の下町かつヤンチャだぜ!と言われる地域では(うちの夫の出身地ね)、『5』が取れる割合が結構低い。
そのため、一昔前は下町+ヤンチャエリアは、凡人でも良い成績を取りやすく、地頭はイマイチなのにポンと高い成績を取って、「俺、勉強得意かも~」と素敵な勘違いをした人がいました(うちの夫ね)。
しかし、
『5』が取れる人数をはじめから絞っている可能性大
昔よりも、学区云々も複雑になっているのです。
なので、前回のブログで書いたように、
地域密着型の塾で、情報の事前入手が非常に大切になります。
学区が気にいらぬ・・と言って、
引っ越しや、子供を馴染みのある友人から引き離すのは難しい作業です。
今いる場所での最大限の対策を講じるのは悪くないと考えます。
では、どんな対策が必要か?
『5』の分布が高いエリアの対策
例えば、前記した千代田区1のようなエリアだった場合は、
『5』を取っている生徒が30%くらいいます。
ということで、周囲の友人の真似を徹底的にさせる。
クラスの1位は無理でも、10位以内に入るように作戦を練る。
中間層でも『4』を取れる可能性があるため、
劣等感を感じるのではなく、
めげずに食らいつかせる。
『5』の分布が低いエリアの対策
港区2のようなエリアではまた違う作戦が必要です。
中間層に入ると埋もれます。安心させてはいけません。
他の子よりもより初動を早くし、『小テスト』なども大事にする。
他のクラスメイトがおざなりにしていることも、とにかくちゃんとやる。
前者のエリアは、生徒の多数が、比較的ちゃんとするエリアなので、真似をしてちゃんとする層に入る。
後者のエリアは、生徒の多数が、ちゃんとしていなくても気にしない部分があると察するので、頭抜けてちゃんとする。
違う戦略が必要になります。
同じ日本でも、
学区の特徴に目を光らせ、
その学区にあった対策が必要になってきます。
次回は最終回です!
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