続きです。
前回までのあらすじ
技術部署に研究部門が立ち上がると発表され、色めき出す現場。
「選ばれるのでは?」と期待を寄せる私は、ドキドキ人事発表の日を待つのです。
でも、全く違う展開が待っていて・・
自分が選ばれるかも・・
と思っている私の傍ら、以前いた研究所では全く違う動きが起こっていました。
実は、2010年代中頃にトップが変わりまして・・社外から来た、その分野では有名研究者が中央研究所に就任しました。
ザッジャパンの企業。
新卒から叩き上げが出世する文化だけに、これは画期的でした。
で、その次の年から、
中央研究所の管理職は、どんどん転勤になりました
国内外にそこそこ研究所がありまして、規模の小さい研究所へ管理職たちが異動になったのです。
中央研究所からカムチャッカ研究所へ出向。
みたいな?
外部から入ってきたトップは50代前半。
自分よりも年上の管理職や昔の考えの人は、扱いにくかったのかもしれません。
40代中頃の中堅社員達を管理職に据えることになりました。
この社内ニュースは今までの功労者が可哀相という見方もありましたが、良い新陳代謝になるかも期待が寄せられていました。
それから2~3年後。
自らの所属部署に研究部隊が出来ると期待を寄せる我が部署。
Cランク部署だと思いがちな自分達が、社内からも認められつつあることに誇らしくも思っていました。
んが、
人事発表を聞いて驚愕。
発表された研究部隊、
研究所の40~50代で構成されていました
私を含め、Cランク部署の社員は1人も入っていませんでした。
どういうことかお分かりいただけますか。
ある一定の管理職コースではない研究員の『うば捨て山』的な場所として、わが部署に研究部隊ができたのです。
2年前、本ブログでも一度本当に所属企業にがっかりしたことがありました。
ガッカリした人事査定について【初めて上司に物言いをしました】
この当時は書きませんでしたが、背景に『うば捨て山』の誕生もあったのです。
もちろん、異動される研究者の中には優秀な人もいますし、うーん・・そうとは言い切れない無駄話が多いなぁという方もいます。
研究部隊ができること自体は悪いことではありません。
自分が選ばれなくてもそこは喜ぼうと思っていました。
若手が入っていたのなら、『本気で研究部隊を作る』という気概が分かりますが、ガチのオジサマばかりで、若手は全員中央研究所に保留。
研究所はピッカピカの人ばかり。
他の技術関連部署がどうなっても知りません。
若手がいないって、かなりマズイ状態。
仮に今回の新規部隊の研究が上手くいっても、技術を伝承する人がいない。
少子化の組織バージョン。
将来が明るい訳がない。
受け入れる私達の部署も、
へ?
どーいうこと?
って感じ。
モチベーションが上がるわけでもなく、
CランクはそのCランクぶりを磨く一方・・
そんな現場の雰囲気なんて一切気にすることなく、シレっと新部門ができました。
ほんでほんで、先日、丸2年が経ったのですよ。
どーなったと思います?
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