前回の続きです。
【あらすじ】
「特に教育について考えなくても大丈夫だな」というのが僕の教育観。
でも最近、少しずつ考えが変わっていています・・
僕はメーカーの研究職に就いています。
毎年、新入社員が入ってきます。
その中で、最近特に思うのが・・・
今の若手社員は謙虚で優秀、性格もいい
ごろーんとキン肉マンをみています
何より努力をし続けられる特徴が標準装備で備わっている。
毎年、新入社員に驚かされています。
僕が彼らに勝てる部分があるとすれば、年齢と白髪の数ぐらい。あとハゲ散らかし度。
何で、彼らがこんなに優秀かを考えてみたことがあります。
確かに、学歴も立派な人が多いのですが、どうやらそれのみではないようです。
彼らに共通する特徴がありました。
それは、
コツコツと重ねる努力の量が圧倒的に多いのです
好奇心の持続力も半端ない。
僕は中学校から初めて勉強というものを知り、そこから何となくやってきた背景があります。
要するに、中学校からでも間に合ったんです。
でも、彼らは幼少期から『ナチュラルに努力すること』が備わっており、それが苦じゃない匂いがプンプン漂います。
例えば、僕は中・高とサッカー部に所属していましたが、その当時は上手くなるために、ただ何となくサッカーをしていました。
一方で、今のそこそこのサッカー部は、練習内容や課題をまとめたサッカーノートを毎日つけるのが当たり前になっていたりします。
課題とそれを解決するための努力の積み重ねをさせる。
全くと言ってよいほど、僕らの時代とは違います。
そう、教える方も変わってきています。
改良に改良を重ねているため、動画、個人指導、より分かりやすいテキスト・・課金も必要な部分はあるかもしれませんが、ちょっとした工夫で、深い学びに手が届きやすくなっています。
マッチする教材と巡り合えば、少しの勉強でジャンプアップも可能かもしれません。
でも、肝心なのは、やはり努力をし続けられるかどうか。
僕の周りで派手な成果を上げている人も、よく見てみると毎日少しずつの積み重ねを怠っていない気がします。
さて、皆さんも気になっているでしょう。
中学受験に是か非か?
にも答えたいと思います。
現実的なことを言うと、我が家は子供が3人いるため経済的な面も含め、少なくとも高校までは3人とも公立の1択で考えています。
それが良いかどうかは分かりません。
10年後の未来を予測するのはできないしなぁ~
きっと過去10年よりも劇的な変化を遂げていんじゃないかな。
やはり、どんな道に進もうと『努力できる素養や習慣』が必要なんじゃないかな?とは思います。
とはいえ、体にも心にも負担がかかるので、小さい一歩でいいので努力を努力と感じない習慣化ができたらと考えます。
では、親ができることって何なのでしょう?
例えば、『答えをすぐに教えない』も一つかなぁと。
日常遊んでいると子供達に質問をされます。
「カブトムシは角なの?顎なの?」
「カミナリは何でおこるの?」
「サッカーボールって、どうやって蹴ったらよく飛ぶ?」
ジャンルは多岐に渡っています。
質問する=少し興味が出ている
分かることはすぐに答えを出したくなるのが人生の先輩である僕の悪い癖。
でも我慢してちょっと掘り下げています。
一緒に図鑑を読んだり、図書館で調べたり、身体を使って確かめたり・・もちろん、全質問にこの対応は無理ですよ。
疑問に対して何等かのアクションで乗り越えて、『学ぶ努力をするとちょっと楽しい』と思ってもらえたら良いなぁと。
究極、「生きる」だけでも何とかなると思いますが、人生を少し豊にするには「小さな努力を続けられること」がポイントになると感じます。
それが、困難に立ち向かえる下地になると信じています。
ぼや~っとしていますが、これが今の僕の教育に対する考えです。
まあ、何にせよ、子供といっぱい遊び、人生の楽しさを伝えることを最優先していきたいと思います。
この文章を書いている合間に、子供のランドセルの中を見てみました。
「あ~また、宿題していない」
ローマは一日にして成らず。
習慣化の道はまだまだ遠い・・・かな。