シンガポール旅行の続編です。
シンガポールフライヤー(観覧車)を降りて、
次は植物園(ガーデンバイザベイ)に向かいます。
もちろん、
タクシーで
再び地図をお見せしましょう。
今我が家がいるのは『大観覧車』の位置です。
向かいたいのは『ガーデンバイザベイ』。
写真で距離をみるとホント近くなのですが、やっぱり暑い。
おんぶもしないといけないので、サラッとGrab(配車アプリ)でタクシーを呼びます。
うん。お金がアホほど飛んでいく・・我が家、破産しないかな。
帰国したらしばらく旅行の写真をオカズに白ごはんだわ。
にしても、シンガポールという国の集中と選択には驚かされます。
国土が東京23区or淡路島くらいなので、このエリアは観光!あそこは工業誘致するところ!オフィス街!みたいな感じで結構カッチリとカテゴライズされています。
ふと、行きの飛行機で読んだ『地球の歩き方』の【シンガポールの歴史】がよぎりました。
シンガポールは教育には力を入れていて、小学校3年生くらいでセレクションされる。
元々イギリス領だったこともあり、ケンブリッジ大学に国から留学させるとか何とか書いていたな・・
『エリート』と呼ばれる人が出来上がり、それはそれで格差や問題をはらんでいるようですが、この小さな国から1人スティーブ・ジョブズやイーロンマスクレベルの経済効果をもたらす天才を育て、祖国に還元してもらうのも・・悪くない作戦かもしれません。
ふと、日本で最近まで一緒に働いていた、
プロジェクトの若手を思い出しました
私がシンガポールに旅立つ日が、彼の出社最終日でした。
彼は非常にスペックが高く、性格もとっても穏やかで結果を立てつつけに出してくれる期待の若手研究員。
しかし、この夏に退職しました。
いろんな要素が絡み合っての退職でしたが、やっぱり決めてになったのが『自分の働きを認めてもらえない(評価が一律)』なことと『自分よりやっていない人(オジサン達)が明らかに倍以上の給与をもらっている』ことでした。
周囲の空気も読め、いろんな意味で賢いので入社してちょっとしたくらいから本人も気がついていました。
自分が誰よりも勉強していたり、
めちゃくちゃ頑張っても、
入社から数年は一律の給与やん!
ということを。
日本の企業のほとんどは、例えトリリンガルの素晴らしい人材であっても、名だたる難関大学を主席で卒業しようと新入社員は同じ新入社員。
みんな平等の一律給与が数年続きます。
差が出てくるのは7~8年くらいからではないでしょうか。
といってもそんな差はない。
要は仕事しても特にしなくても、同じように給与がもらえちゃうのです。
年功序列というシステムなので。
そうなると、ラッキーなのは『能力がそこまで高くない人』。
まぁ私も人のこと言えないのですが。
うん。
日本はエリートと呼ばれるに値する、
能力のある人のやる気をそぐシステムが散りばめられているなぁ
と思わざる得ません。
ガーデンバイザベイの園内専用バスに乗りながら、ぼーーっと眺めます。
日本のみんな平等!
一律!
というのは経済が右肩上がりで発展していった時の理想であり、
今の時代には合わなくなっている・・
巷で言われ続けていたことですが、いよいよ現実味を帯びてきました。
おーーい。大丈夫か?
異国の植物園をぶらつきながら、ふと、でも真剣に日本の将来を心配するのです。
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