続)サラリーマン、ヒラの憂鬱と上層部の憂鬱

前回の続きです。

サラリーマン、ヒラの憂鬱と上層部の憂鬱

 

今年度の研究発表の前に上席に言われました。

 

「なぜうち(の部署)が予算を持たないといけないの?」

他の上席たちシーン。

 

それはね、

「ぽに(あなたの部下)が、この部署の所属研究員だからだよ~!」

と脳内の私が言います。

当たり前です。

所属している研究員の研究費は、その所属部署が払う。

 

子供が習い事をした時に、誰が費用を払うか。

極まれなケースを省いて親が払うべきでしょう。

 

うん。

しかし、トップは今回のケースを稀なケースだとみているよう

うちの部署でこんなに払うべきなにか?

まだ続けます。

凍り付く関係者たち。

 

うん。

 

しらんがな。

私は研究しろと言われて結果を揃えてきました。

出来る限り、上席たちへの相談もたーーっぷりしてきましたし、

この予算配分でいいか?って何度も上席にも確認を取りました。

毎回、毎回聞いてきました。

 

というか、社内の予算配分や人的配分は、管理職たちがしなさいよ。

研究員にやらせんなよ。

研究だけに特化させてくれよ。

 

と言いたいのですが『ジョブ型』にならないのがザッジャパン企業。

嘘だと・・と言うくらい、研究職でも『ゼネラリスト』を求めてきます。

研究だけしてればいいよ~なんて都合の良い立場にはしてもらえない。

  • 根回し
  • 予算の内訳を各部署に伺う
  • 上司の機嫌取り
  • 根回しにつながる確認

順番を間違えてえらい目にあったことも多々。

 

でも、この課題は慎重に進めてきました。

私も勤続20年近くになっているため、そんな簡単に間違えない。ハズ。

何度も部署の上席にお願いしたのに、なんでやー!

 

うーーん。

ここまで心の中で吠えてきたものの・・

まぁ、分からない部分もなくない。

 

この研究が上手くいくと、

オイシイ思いをするのは私の部署ではないんです

 

他の部署なんです。

 

そして、そこの部署のトップとうちのトップ、あまり・・

仲がよろしいとは言い難い・・

知らんけど。

 

いやいや結局は、同じ会社なんだから、お財布は一緒だろ。

どっちが研究費払ってもいいやん!

って言いたいところ。

 

でも面白くないんだろうな。

うちの上席は。

自分の所の研究員が研究して、お金まで払っているのに、オイシイ思いをするのは他の部門。

分かる。分からんでもない。

上席には上席の苦悩や憂鬱があるんだ。

 

でもさ、

どうなんだろ

研究の内容ではなく、

誰かの建前やプライドのために発表をしている気がします。

 

本当にこんな昭和な派閥だったり、

上席のプライドで仕事を進めていたら、

人材逃げるで。

 

私も休み明けで比較的機嫌が良い時なので、

なんとか付き合えますが、

『オー人事、オー人事』

案件ですぞ。

えっ?分からない?

『とらばーゆ』がよかった?

ん?『ビズリーチ』だって?

 

いや、とにかく。

日本の経済が生産性の低い、残念な方向へ進んでいる理由がとーっても良く分かった気がします。

 

結局、研究員である私が、全ての資料を作り直し、

もう一度お伺いをたてて、他の部署にも資料を回して、

根回しみたいなことをして、

「部署ごとの予算の配分、1回白紙でお願い!」

とギリギリにメールしまくって、社外にも確認を取って・・

マジで何をやっているんだろ。

 

その間、当たり前ですが1ミリも研究は進まない。

やるよ。仕事だからやるけどさ。

 

下の世代には残せないな・・この風習・・と思わずにはいられないのです。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!