⑤昇進試験に落ち、管理職になれなかった話

昇進試験に落ち、管理職になれなかった話の続き。

  1. ①昇進試験に落ち、管理職になれなかった話
  2. ②昇進試験に落ち、管理職になれなかった話
  3. ③昇進試験に落ち、管理職になれなかった話
  4. ④昇進試験に落ち、管理職になれなかった話

 

2021年度の評価は極めて凡庸なものになり、

謎のダメ出し会が開かれ、

もうメンタルずたずた

 

でも、これも『管理職』になるため。

 

ってか、私以上にお気楽な管理職、めっちゃおるけどな。

 

その人たちは手遅れと思われていて、私は見込みあるってこと?

いやいや、【言いやすいだけ】感が半端ない。

しんど!

 

と思っていた矢先、

それは突然やってきました

 

金曜日の朝、

そう、金曜日っていうのがポイントなのよ!

 

「ぽにさん、カレンダー見たらめちゃめちゃ忙しそうだけど、今日9時半からちょっと話せる?」

部長が言ってきました。

はい。分かりました。

 

私は実験の予定を調整し、9時半に会議室に入りました。

 

中に入ると、部長だけでなく、

取締役がいました

 

なっ、なんで!?

目を疑う。

 

役員メンバーをよく知らない私でもこの方は知っています。

年齢的には一番上なんじゃないかな?

って、しゃべったこともない。

私が入社した時から部長クラスの第一線にいた、

要は、天井人。

 

なに?なに?なんで?

私のこと知ってるの?こんな人呼んで大丈夫?

時給、めっちゃ高いよね。

早く話を切り上げないと!

 

1人、慌てる私。

 

私の慌てぶりを察したのか、

「そんなに緊張しなくていいから、座って~」

とのんきな取締役と部長。

 

「さて。」

と3人が座り、気まずい。

とにかく気まずい。

 

「君の技術には助かっている。昨年度、数年前から仕込んでくれた、他社との共同特許も君の名で登録された。ありがたいと思っている。」

ええ。そういや2年前に申請した特許は無事通った。

あれ、めっちゃ大変やってん。

いやいや、法務部も頑張ってくれたんで・・

謙遜ではなく、特許なんて法務部とその顧問弁理士が一番汗をかく。

まぁ、それ相応のお金はもらっているハズだけど。ありがたい以外の言葉がない。

 

で、これまでの技術の羅列がされる。

「あれもぽにさん発案だったね。」

「この技術も君だよね。」

 

はぁ、まぁそうかもしれない。

って、こうやって天井人が私の技術を認識してくれているだけで、やってよかった。と本当に思う。

「取締役は博識だから・・」

と部長。

今日も部長は江口洋介に似て、スマイルがキラキラ。

そだね。

ルックスはとっても良いけど、あなた、もう少し技術に興味を持った方がよいよ。

えっ?部長クラスには技術の知識はいらんて?失礼しました。

脳内でもう1人の私が会議をしている。

 

なんか、めっちゃ褒められるやん。

どうしたん。

「後輩育成も積極的に行っていると至る所できくしね。」

うん。

それは、自分でも力をいれているんすよ。

結局、自分だけができても爆発的な技術にはならない。世界と戦うためには、個人戦ではなく『スケートのパシュートだ!』と自分は思っています。

 

と脳内で気持ちよさそうにもう一人の私が演説をしていた瞬間、

 

「いろいろ脱線したけど、呼び出したのは管理職の話。

君は、外部のテストも点数が高かった。申し分はない。」

 

取締役もうなずく。

そうなの?

そりゃ嬉しいわ。

 

「ごほん。で、ここからが本題。」

部長が口を開く。

 

「君を管理職にすることはできない」

 

ま、

まーじーで?

 

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!