どこに行った?(続)忽然と消えた小1女子

えっ、おらん・・

 

忽然と消えた小1女子

 

前回の続き。

近所に住むこんちゃんも連れて公園に遊びに来たのですが、気が付くとこんちゃんがいない・・

 

さーーーー

 

自分の血の気が引くのが分かります。

 

ビエーーーン!!

 

ギャン泣きする三男。

どこにもいないこんちゃん。

 

焦る私の心を表しているかのごとく、腕の中で0歳児は大暴れ。

 

林の中で遊んでいる男の子達に聞くと「しばらく見ていない」とのこと。

 

やばい。

 

夫にもこんちゃんを見なかったか聞く。

「えっ、見てないよ」

 

まずい。

非常にまずい。

 

三男を夫に押し付け、とにかくこんちゃんを探します。

 

こんちゃ~ん!

 

こんちゃ~~~ん!

おらん。どこにもおらん・・

 

向こうでバレーボールをしていたお母さんと小4くらいのお姉ちゃんも心配そうな顔をしています。

 

このお母さん達、ちょっと前までこんちゃんと話していたわ。

妹さんがこんちゃんと同じ園のようで、仲良くしてた。

 

バレーボールをしている間に、こんちゃんがいなくなった。

そんな顔が見て取れます。

お姉ちゃんに、「自転車で公園の周辺を見てきて!」と的確に指示をしていています。

 

もしかして、お家に帰った?

公園に隣接するトイレでもなさそう。

 

マンションから公園は歩いて10分。

どうしようもなく大きな道があるわけではないですが、細い道だったり、ちょっと小1を一人で帰らすには心配な距離。

 

よし。

マンションまで走ってこんちゃんを探しに行こう。

 

そう決めた時、

自転車を乗り回していた女の子がしずしずやってきました。

「あのね、こんちゃんマンションに自転車取りに行くって。1人でいっちゃった。」

 

えっ・・

 

1人で自転車を取りに帰った?

 

自分の子だったら思わず、「何で大人に言わなかったの!」と言いたい所ですが、本日初めて見たクラスメイト。

きっとこんちゃんに、何の気なしにそう言われたに違いない。

 

その子に、「知らせてくれてありがとう。おばちゃん、凄く助かった。」

 

と伝え、上着を脱ぎながら走る準備をするアラフォー。

 

いつ頃取りに行ったかも聞いてみました。

「う~ん。さっき。いや、結構前かも。

 

本当か!おばちゃん、気が付かず不覚だった!!

 

とにかく、運動不足丸出しの走り方でマンションに向かいました。

 

ものの数十メートルのダッシュで息がハーハーしているのが分かります。

 

こんちゃん、無事でいてくれ・・

 

そうだ。

そもそも、出発の時に私は水筒を取りに帰ってしまったのだ。

 

こんちゃんは、最近自転車を買ってもらい凄く気に入っていました。

マンションの前で乗っている所を何度も見ています。

 

集まって下に降りた時、長男は自転車をさっと取って出かけましたが、こんちゃんはきっとその時から自転車で行きたかったんだ。

でも何だか言い出しにくくて、夫と次男も歩きですし、そのまま歩いて行ったんだ。

 

その場に自分がいたら、きっと彼女に声をかけて「自転車取ってくる?」って聞けたのに。

 

ちょっとしたタイミングのズレに理由があったような気がし、

あぁ、先に水筒を用意していれば。

昨日声をかけた時点で「自転車で行こうか」って言っていれば。

 

はぁはぁ・・

後の祭りな思考で足がもつれそうになります。

 

角を曲がった向こうの方から、バレーボールをしていたお姉ちゃんが自転車に乗って出てきました。

 

あっ、探しに行ってくれたんだ。

はぁはぁ・・

 

そのすぐ後ろに、

 

こんちゃんがいました!

 

こんちゃん!

 

こんちゃんは、何食わぬ顔をしていましたが、普段見るおばちゃんが慌てている姿を見てビックリしたのでしょう。

自転車から降りて、どうしたの?

と聞いています。

 

私は、こんちゃんに、

「よかった!おばちゃん心配したよ。ダメじゃん!こんちゃんのことをとても大切に想ってるからね。今度から離れる時は、近くの大人に一言いって。事故や何かあってからでは遅いから。」

と言いました。

 

・・はい。

こんちゃんは小さくうなずきました。

 

「ぽにさ~~ん!!」

 

後ろから、こんちゃんのお母さんも来ました。

私はこんちゃんが帰ってしまったことに気が付かなかったこと、連れてきたのに本当に申し訳なかったと平謝りをしました。

 

「いやいや。連れてきてもらっただけで・・この子も勝手に帰っちゃったみたいで。」

 

そこは小5のお兄ちゃんがいるお家だからでしょうか。

 

気にしないで~とサラリと許してくれるこんちゃんママ。

 

この日はそれから特に大きな事件も何もなく、それはそれは子供達は楽しそうに遊んでいました。

 

でも、私は一人引っ掛かりました

 

こんちゃんはおっとりしている。想定を超える活動をしないだろうと思い込んでいました。

違いました。

私が『こんな子だろう』と思っているのは単なるイメージであって、全然現実とは違ったのです。

 

何の気なしに、「連れていきますよ」と言うのも危険だわと猛反省しました。

 

もちろん慣れてきたら全然良いですが、

やはり数回一緒に遊んで、

『トイレは大人に告げてから一緒に行く』

『見えない範囲で遊ばない』

『親や連れてきたおばちゃん意外の大人にはついていかない』

ルールを共有してから請け負わないと・・と思いました。

 

特に夫は近所の子供達からも何故か人気があり、遊ぼう遊ぼうと誘われていますが、彼がどこかに連れていく時には我が子達プラス慣れた友人1人くらいしか、今は厳しいな・・とも痛感しました。

 

何より、大人が沢山いた時のほうが、

『誰かが見ているだろう』という雰囲気があり、

子供が消えても気が付かない事実にも震えました。

 

その他にも、子供達も普段学校で会えている友達と会うとテンションが上がりすぎてしまい、トイレに何も告げずに勝手に行ったり、カラカラになるまで飲み物を飲み忘れてしまったり・・

 

今回ことで、気が付いたことは沢山ありました。

私自身も小学生ママとして何となくフワフワしている所がありましたが、いかん!いかん!と気を引き締めるきっかけになりました。

うん。

気を付けつつ、楽しみます。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!