私は新卒から勤める企業で研究員をしています。
決して平たんな道ではなく、5年で研究から転居を伴う他部門に異動、
その他部門で10年近く技術系業務を行った後に再び研究員となりました。
特に役職が付いている訳ではなく、ヒラ中のヒラ研究員。
で、そのヒラ研究員がプロジェクトリーダーを行っている案件が、時代と、所属する業界の新規性とマッチし、多額の予算が下りることになりました。
詳しく知りたいと稀有な方がおられましたら、こちらをご覧ください。めちゃくちゃ長いですし、なんやねん!が続きます。
正直、思い返すと嫌なことばっかりあった企業での研究。
でも、やっぱり自分の技術でこの古臭いザッジャパン色が強い企業を潤わせたい。
誰でも思いつくかもしれないけど、誰もがやっていない技術、成功させたい。
日々着実に、実験や他部門との調整、外部の共同研究企業へのコミュニケーションや方向性の共有など・・していました。
ラスボスとの遭遇
実験を進めていく中で必ず現れるのが「ラスボス」。
クッパを倒したと思ったら、さらに巨大クッパが出てくる。そんな日常茶飯事です。
年々我々のスキルが上がっているというより、ラスボスのサイズが肥大化している感覚。
ほんと、勘弁してくれ~。
ところが最近は不思議と、「これは困ったぞ!」という課題はなく、スーッと日々が過ぎていました。
今まで散々、ボス達と戦ってきたので、もういいだろ。ないでしょ。
頼みますよ。ということころ。
おっと!すみません。
ちょっとここでアンケートを挟ませてください。
私が毎週連載している講談社のwithclassでアンケートを取るとのこと(ちなみに、withclassの記事を書くことが私の休日の楽しみでもあったり・・公式ホームページ)。
是非とも協力していただけないでしょうか。
以下ご覧ください。
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〆切/9月23日(火・祝)23:59まで
▼「ママが選ぶ!知育アワード〜中学受験種まき編〜」「中学受験の基礎知識」「中学受験本番期のお子様の生活」アンケート
https://withonline.jp/uec_form?uecfcode=enq-dvwj22-13
〆切/9月23日(火・祝)23:59まで
▼本当にあった「中学受験の悲劇」アンケート
https://withonline.jp/uec_form?uecfcode=enq-wy69pq-61
ということで、日もなくて申し訳ないのですが、
ご協力できる方はよろしくお願いいたします。
では、本編へ戻ります。
後輩のひと言が全てを変えた
そんなある日、いつも一緒に試験をしている後輩が声をかけてきました。
「ぽにさん、このデータのゆらぎ、おかしくないですか?」
ふむふむ……
ん? これは、偶然ではない?
「はい。他のサンプルもやってみましたが、〇月○日以降のサンプルにこの傾向があります。」
小さな違和感。
でも、この“あれ?”に立ち止まるか、それとも軽微な部分として流すか。
研究員としての腕が試される瞬間です。
普通なら「納期優先で保留」という選択もありますが、今回はどうしても引っかかりました。
そこで現場メンバーで対策を検討し、プログラムを組み直して再試験。
しかし、やはり辻褄が合わない気がする。
夕方、私は共同開発先にメールを送ることにしました。
「まぁ、軽微な部分でしょうし。いつでも連絡ください。」
そんな軽い調子で。
翌朝のメールが運命を動かす
翌朝、メールを確認すると――
ぽに様
先日ご相談いただいた件ですが、私共も今回の件は、今まで見落としていた重大な部分だと気付き始めました。
一度、ぽに様のチームの皆さんとWEB会議を開きたいと考えております。直近で可能な日程をご教示ください。株式会社○○ 技術部 総監督
やはり……。
ふんわり考えていた「マズイかも」が、現実になってしまったのです。
私の中の出川哲郎が叫びます。
マズいよマズイよ。リアルにマズイよ。
あーーーーー。
続きます!
ポチが地味に嬉しいです。いつもありがとうございます。
