「ぽにさんって、50平米マンションに住んでいるんですか?」
半年ほど前に結婚した後輩(男性)。
東北出身の彼は、関西の大学に進学し、就職も関西に拠点を置いた企業に就職。
要するに私と同じグループの研究員。
とっても優秀で、気が利くし、コミュ障で結婚からは遠いですよ~というガチガチの理系男子ではなく、サラッと結婚した。
後輩「ぽにさんのお家って50平米に5人でしたっけ?結構な狭さですよね。どうですか?」
うん。確かにそう。
でも、夫婦の職場を考えると悪くなかったりするよ。
彼の東北のご実家は、立派な一軒家だそう。
両親は企業で働いているようですが広い、それこそちょっと出荷を考えられるくらいの広い畑もあるらしい。
「僕、結婚して彼女の実家の近くに住んでいるんです。」
現在、のどかなエリアに住んでおり、通勤には1時間半かかるとのこと。
大変じゃん!
「そうなんですよ。でも彼女は地元企業でバリバリ働いていて、共働きでいこう!って話しているんです。」
そうなんだ。
いいやん。安定してるやん。
やっぱりお家を買うことも考えてるの?
「えっ、買いませんよ」
そうなの?
「今の若い世代って、お家買うんですかね?僕の感覚では様子見だったり、賃貸の人が多い気がします。」
そうなの?(二度目)
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ご存じの通り、我が家は約50平米マンションに5人暮らし。
私の職場に比較的近いエリアに住みたいために、9年前に引っ越してきました。
当時は、まだ子供が生まれておらず、約50平米という広さもまぁ何とかなるでしょ。
くらいに構えておりました。
あれから9年・・
子供は3人になり、嬉しい限り。
お家はと言うと・・
まだ以前と同じマンションに住み続けています。
別に『狭いが良い!』を推している訳ではありません。
もう少し広い方が良い
とは思っています。
この9年間、同じ学区の中で様々なお家を探してきました。
余裕で10軒以上内覧。
買う一歩手前までに至ったお家もありました。
しかし、『夫が転勤するかも』という時期や『夫が転職するかも』という時期があり(実際転職した)、先が見通せず見送ることになりました。
現在、この4月から夫が新天地で働き始め、子供達の人数も『3人』と定まり、地域の人達とのコミュニティも徐々に形成され、さぁいよいよこの街でお家を構えるか!
という時になって、
ピタリと購買意欲が落ちています
もうお家、ここでいいかな~と。
というのも、10軒以上周り、いくつかはローンの申請もしてシミュレーションもしたんです。
すると、当たり前なんですが、
月に支払う金額がめっちゃ高い。
ローンだけでなく、管理費+修繕積立非+駐車場代を支払うと「うっそ~~!」という金額になる。
何ならこの春から時短に変更した、
低月給の私の給与は全部消えてしまう。
それならば、今のちょい手狭の方が、
現在のエリアでローン+あれこれの2/3くらい(下手すると1/2)の予算でひと月過ごせます。
この浮いたお金で、
- 子供達の駅前留学
- 2025年のプチ留学
- 時より家族旅行
が可能かも・・とふんわり思い始めました。
いや、住居費を浮かせないと、特にプチ留学は構想すらできなかったと思います。
で、全人類が住居費を浮かせ!
とは言いません。
お家を買うことは、夢であり、素敵なことであり、人生を豊かにします。
それはもう、激しく共感します。
しかし!
庶民がちょいセレブなことを夢見ると、どこかを極端に引っ込めないといけません。
我が家の場合は、住居費のコンパクト化をすることにより、
他のやりたいことへの予算を捻出する・・
というところでしょうか。
さて。
冒頭の後輩。
お家を買うことに、そこまで夢を抱かない
とのこと。
えっ?奥様は?
と聞くと、
「奥さんも僕も、ずっと同じ会社で働く時代ではなくなるかもしれないので、ローンを組むより身軽でいたい。」
という気持ちが強いと。
なるほど。
徐々に若い人から、終身雇用だったり、今まで常識だった既存制度が合わなくなってきていると言います。
数十年のローンを組んで、安定して同じ会社で働く・・
って、やっぱり昔の考えになりつつあるのかな。
そういえば、40~50代の方に『50平米に住んでいます』って話をすると、ええーー!!って驚かれますが、20~30代前半に話すと『へ~それもアリですね』自分もそれがいいな~ってよく言われます。
後者は、まだ子供がいないとか、独身である場合が多いですが、若い方は狭い家にはとっても寛容な気がする・・
とまぁ、何とも世代間での考え方の違いに、翻弄されたり、感心させられたりするこの頃なのです。
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