作戦通りにいくか?保育園最後の親子競技にてんやわんや

■前回までのあらすじ■

12年通っている保育園最後の年の運動会。死闘と呼ばれる親子競技に参加する私。

夫が不在のため、初参戦。

周囲は背の高いお父さんばかり。

そんな中、マツコ・デラックス似た競技に参加するお母さんに、長年見続けたこの競技のコツを伝授。マツコも私も絶え凌げるか?

  1. 12年通った保育園最後の運動会が終わった日【初めて死闘の親子競技に参加】
  2. 屈強な男性ばかりの親子競技。よろよろの母が生き残るための戦略。

 

年長組の親が北と南に分かれて並びます。

我が陣地は『北』陣地。

真ん中が勝負の場。

 

今から、タスキを腰に付けた子供をおんぶして、30秒間逃げます。

もちろん、相手チームのタスキをとってもよし。

30秒子供をおんぶして逃げるって、結構な体力。

縦横無尽に狙われるため、常に周囲に気を配りながら進まねばならぬ。

とにかく、初っ端の皆さんが元気な時に勝負をかけてはいけない。

 

前半15秒は耐えて、逃げる。体力を温存しながら。

最後の10秒で隙があれば、他の人のタスキを狙う。

そうでないと、体力がもたない。

 

北17組  VS  南17組。

 

残れるか?

 

よーい、スタート!

 

始まった!

 

勢いよく突っ込むお父さん。

背負う子供もやんちゃそうで、お父さんも軽快な人が機敏な動きをしています。

 

うちの三男がそれに煽られ、

「お母さん、突っ込めー!」

と言いますが、じっと待ちます。

 

スススー

我々の騎馬の後ろに回り込んできた親子がいた!

クルリと振り向き、やり過ごす。

危ない。

開始早々取られる訳にはいかない。

 

ちょっと狙われそうになっても、今いる位置を大幅に変化させない。

体力温存。

 

それでも焦りと緊張で息が切れる。

はぁはぁ。

 

15秒が過ぎたころ、取った取られたが激しくなり、親子の数組みが間引かれます。

今までごちゃごちゃだった会場が、徐々にクリアになります。

 

私の視界に、

疲れ始めている雰囲気の親子がいる。

小走りで逃げていますが、ちょっと休憩したい空気が出ている。

 

そーーっと後ろから近づきます。

 

三男も手を伸ばす。

 

数歩、ダッシュで近づく。

「いけーー!!」

 

三男の手が、するっとタスキを取りました。

 

よっしゃ!

とったーーー!!!

 

後は、油断してはいけない。

ここまで残っている騎馬は相当屈強に違いない。

後ろから、ヒラリと取られるかも。

 

逃げろーー!

クルリと回転する。

誰も周りにはいない。

よし、もう一組タスキ、いけるかも?探すか?

 

ピピ―――!

 

笛が鳴り、前半戦終了。

 

自分の陣地に行きます。

つっ、疲れた~

勝敗は如何に?

 

はぁはぁしているマツコとその娘を発見。

マツコが言います。

「ハァハァ・・ぽにさんに教えてもらった戦法で、残ったで。タスキ、取られなかった!」

やるやん!

私はマツコを激励します。

 

マツコ、すでにかなりお疲れ。

でも、確かにマツコの娘の腰には、タスキが付けられています。

生き残った!

 

先生の放送が聞こえます。

「残った騎馬は立ち上がってください~」

 

私もクタクタでしたが、なんとか立ち上がりました。

先生が騎馬の数を数えていきます。

1,2,3,4,・・

 

前の方に行き、

審判のに数を伝えます。

 

んん??

マツコ、入ってなくない?

娘は立っているけど、マツコ、満身創痍で座り込んでいるもん!

 

私はとっさに騎馬を数えます。

うちのチーム『北の陣地』で残っている騎馬はマツコを入れて

遠くから見たらマツコが座って、いや倒れかけているため、8に見える。

マツコ、入ってる?

 

そんな中、

「ただいまの勝負、

南、9。

北、8。

南チームの勝ち。」

 

待ってー

マツコ、入っていない!

 

つづきます。

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!