先日、朝、会社の自分の席に座っていると。
だだだだだだだだだだ
と直属の上司が走ってきました。
この人、超絶良い人で見た目も所作も『三谷幸喜』。
ここからは三谷幸喜と思って以下読んで頂きたい。
三谷上司が言います(さっそく)。
「ぽにさん、通りそうなんだ!」
なんですか?
何の話でしょう?
最近、私は会社が始まる15分前くらいに出社しています。
昔は1時間ほど前から「みなし早残業」をしていましたが、そんなことはしていない。
よって、朝に何かイベント的なことがあっても気がつかない。
直の上司と部署長が意味深なミーティングをしていようと、私の出社時間にはとっくに終わっている。
そして、前回のブログにも書かせてもらった通り、もう会社に気持ちを持っていかれない訓練?鍛錬?をしている。私は変わったんだ。一喜一憂はしない。つもり。
で、何が通ったんでしょうか?
「例の件だよ。君がずーっと関わっていた案件。しかもAプランも、次のBプランも同時に通せだって!」
ん?
マジですか!?
嘘だろ。
ほんとに?!
上司に思わずタメ口。
「本当だよ。先週、君が作ってくれた資料をたたき台に、部署長が報告書を作ったんだ。で、すぐに取締役に持って行った。すると・・」
すると・・
Aプランだけでなく、Bプランも通せだって!
クラクラする。同時だと?
一喜一憂しないと言っていた矢先に申し訳ないが、
倒れそう。
だって、大きな声では言えませんが、
この技術プラン合計で、
億単位の予算がかかる。
小さく書いてみたけれど、金額は大きいのよ。
なので、まずはAプランが軌道に乗ってから、Bプランで行きましょうか~
予算もAプランだけならば、億単位にはならないものね~ははは~って考えていたのに。
同時にいくってばよ。
どうかしてるぜ!
大丈夫か?しらんぞ。
ってか大チャンスと言えばそうよ。
勢いは大事。ビジネスはチャンスと勢い!
一応、三谷幸喜に伝える、「同時に通すのは不安です。もちろん、2つともOKを頂けることは光栄ですが。」
「そうだよね。」
三谷、分かってくれてる。
そりゃずっと、結果を出しても、
三谷が評価しても上席に持っていけば、この部下の評価は覆された。
「でも、ここまで予算をもらえるなんて、まずないよ。ぽにさん、君が頑張ったからだよ。」
ええ。
ありがとうございます。
昔の私だったら、ここで涙していたかもしれない。
しかし、今の私はとにかく冷静。
金額で心は動いても、心の芯では慎重さを欠かさない。
これがベテランというものかもしれぬ。
えーーっと。
予算は2つとも通してもらうとして・・上辺では、Aプランだけでは走らせて、Bプランはそれが落ち着いた後にしよう。
上席には、どうとも言える。
だって、技術プロジェクトを1番分かっているのは私だから。
所属企業が最も損せず、かつ最高の利益をあげるにはどうしたら良いか?知恵を絞るのもリーダーの役目。
さっそく、追加資料を作成し、
もう一度あれこれ試算する。
きっと、AもBも同時に動かしても技術的には、大丈夫。
でも冷静に動かないと。
一方で、
デビルな私もささやく
このタイミングで転職してしまえば、
一番迷惑がかかり、
多大な損失を与えるかもしれない・・
今まで自分を評価しなかった企業に一番の仕返しができる。
ゴクリ。
ただな~
私は骨の髄まで技術者なのだ。
所属企業が自分の技術で潤う景色をみてみたい。
それがしたくて20年近く踏ん張ってきたのだ。
誰に何を言われても。
ちっ!結局チキンで小心者なんだよ。
私はよ。
ということで、これから忙しくなりそうです。
では、また!
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