⑦幻の社長賞。功労者は、なかったことにされた・・

社長賞受賞のお話のつづき。

【今までのおはなし】

 

【ちょろっとあらすじ】
所属企業の社内報、社長賞の受賞者に私の名前が載っていました。

その特集をそっとカバンにしまいながら、

今までの【しんどかった経緯】を回想してみます。

社内横断型プロジェクトのリーダーになり、無我夢中で働き、

一定の結果がでて、

社長賞ものじゃない?なーんて周囲に言われ、

自分でも『今がサラリーマンの絶頂期』と自覚。

 

そんな中、妊娠。

リーダーを引き継いでもらった2年後、

新しいリーダーのみが社長賞を受賞。(←今ここ)

 

そう、

社長賞案件のプロジェクト、私はなかったことにされている

で、新しいプロジェクトリーダーがババン!

と社長と共に写真に撮られ、今までの功績の詳細が書かれています。

 

おぅ。

オメデトウ・・

 

私がリーダーを変わってもらったのは、

2020年1月の最後。

 

でね、皆さんご存じ、

2020年2月よりコロナのとん混が始まりました。

 

よって、2020年、2021年はこのプロジェクト、

ほとんど活動していません

なんなら2022年も~!

 

私も2020年に半ばに復帰した時、すぐさまプロジェクトに招集され、

「プロジェクトの副リーダーでお願い!」

と言われ、はいはい。

と返事をしましたが、今日までミーティングがされたのって、2~3回くらい?

 

うん。

あれ~~!?

 

で、さすがに社内報を読んだ、

将来幹部候補になるギラギラ系の人達から、

「あのプロジェクトで1番踏ん張ったの、初代リーダーの君じゃなかった?」

と数名に言われました。

 

うん。

そうかもしれない。

知らんけど。

 

でも、決して現リーダーがサボったわけでなく、

彼もリーダーになる前からよくやってた。

讃えられても全然よい働きをしていると思う。

 

ただ、

報道って、歪むよね〜

とは思う。

 

てか、この期に及んで、あれだけ嫌だな~と思っていたギラギラ系の人達が、分かってくれる人側に回ったから不思議。

もちろん、ギラギラの人でも、過去は過去。

今は今と割り切っていて、どーでも良いと思っている人もいますが、関わった人しか分からない事実ってある。

 

紙面になったり、報道された時には、書いた人の主観や想像も入る。

 

うーむ。

 

あと、賞金も出たみたい。

初任給の1.5倍くらいの金額

うん。

いいよね~~

とはなる。

 

一方で、

今回私が最も衝撃を受けたのは、

自分自信の感情。

 

正直、

こんなもんか感

が半端ない。

えっ、社長賞とってもこんなもんなの?

 

頑張りましたね。

すごいね~

社内報に載せようね~

賞金も出そうね~

チャンチャン!

おしまい。

 

これが欲しいがゆえに、真剣に、第3子を妊娠するかどうかを悩んでたんだ。

 

待って待って。

 

あほらし

 

3年前の2019年、私には2つの選択しがありました。

  • 社長賞取れるくらいのプロジェクトを成功させるか
  • 第3子を産むか

 

で、本連載にも書いたように、第3子の妊娠を取りました。

当時は比較対象として、上記2つを並列させていました。

 

いや、待て待て。

もう三男がいない人生なんて私たち家族には考えられません。

甘えん坊で、泣き虫で、かわいい2歳児の三男がトミカを並べたり、トーマスに夢中になっている姿にどれだけ癒されているか!

この子の笑顔がどれだけ支えになっているか!

小1,小3の上の子達も、三男がかわいくて大切で仕方がない。

 

社長賞、取れなかったけど、

全然いいわ

そんなんいらんわ。

どうぞ他の方に与えて下さい。

 

3年前の自分にも言いたい。

マジで社長賞なんて、仕事なんてどーにでもなるよ。大切なものを見つめて!優先して!

って。

 

いやね、これがオリンピックの金メダルだったり、ノーベル賞だったり、受賞した時点で周囲の対応も全然違うものになり、人生がガラッと変わってしまうものだったら話は別かもしれない。

いや、別か?

 

私にとってみれば、そんな世界的な賞よりも三男だわ。

三男によって、人生もガラっと変わったもん。

楽しいもん。

家族全員がよりギュッとなった感じもあるもん。

 

自分の判断が間違ってなかった~

というよりも、

家族と仕事の『ワンチャン』を同じ土俵として乗せてしまった自分が情けない。

あほちゃうか。

数年前の私。

 

あとね、

今回の社長賞を取って、

登りたいと思っていた山に、登った感じはある

いや、実際は私は受賞していないんだけど。

入社当時から、山を目指せって言われていたから。

 

で、感想は?と言われたら、

「フツー」

しかない。

 

景色は変わらない。

 

むしろ、あれだけ神経使い、歯を食いしばり登ったのに、賞状と賞金で済まされちゃうんだ~

と費用対効果を考えるとガッカリ。

 

なんだよ。

と感じてしまい、社内報をカバンから出し、もう捨てようかな。

 

と思った矢先に、

後輩が叫びました。

 

「社長賞の記事に、ぽにさんと、僕の名前が載ってます!」

 

つづきます。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!