バブル、氷河期、ゆとり、Z世代のマインドと現場にいるから思うこと。

『Gen Z』ってご存じでしょうか。

「Gen Z」とは、1990年代の中ごろから2000年代前半に生まれた世代を指す用語で、世界中で使われています。

まぁ、日本語で言うと、

Z世代ってやつです。

現在40代の私は思いっきり物心がつき、高校生~大学・大学院~社会人になった人間なので、20年くらい違う世代になります。

 

とはいえ、俯瞰的に歴史を見た時に、20年なんて【同期】みたいなものです。

長く続いた時代、平安時代や江戸時代だったら、誤差の範囲でしょう。

 

ただ、直近の40年ほどって確かに文明の発達の仕方が全く違います。

 

スマホやインターネットがなかった時代に幼少期を過ごした人は、

頭がもげるくらいうなずいてくれると思いますが、

あの頃は個人に手軽にアクセスできる通信手段がなく、

待ち合わせはかなり正確に場所と時間を告げることが必須でした。

友達と話したくても、家の電話にかけなくてはならないため、

相手のお母さんやお父さんが出ることを想定して、

「○○中学のぽにと申しますが、こんにちは。綾子さんいますでしょうか?」

なんて練習をしてから電話をかけたものでした。

 

さて。

氷河期世代の私は、会社に何とか滑り込み、その時の上司に叩き込まれたこと。

有給を取るな。会社の犬になれ!

おっ、おん。

当時は何も思いませんでしたが、今文字に起こすとなかなかの破壊力ですね。

 

幸い、技術だけはしっかり教えてくれる上司たちだったので(そこは本当に尊敬している)、

その後に技術面で苦労したことはありませんでした。

 

研究所は地方都市の田舎といわれるエリアに建てられることが多いです。

私の所属する企業も多分に漏れず。

自然豊かな土地でしたが、同時に土地柄もあってか、保守的な部分もあり……男尊女卑だったり、会社至上主義だったり、有給は悪という決めつけだったりと、何とも古いしきたりが当たり前のようにベッタリとくっついていました。

 

さて。

私はそこで5年働いた後、比較的都会エリアに異動となります。

住む場所も変え、部署も変わると、

人間関係やその組織の【大事にしているしきたり】も変わります。

当たり前ですが、会社の犬になれ!なんて言う人はいませんでした。

 

新しいところで15年くらいの時が過ぎ、ニューフェイスだった私はちゃーんと古参メンバーになりました。

 

その間、以前の部署でお世話になった人たち。会社の犬になれ!と言ってきた人たちは、

犬になったのは良いですが何のリターンももらえずに、

役職も中途半端な感じで定年退職を迎えました。

 

あぁ、あのやり方はやっぱりダメなんだ

 

遠くにいる私ですら、

会社の犬になったとて、思っている未来が待っているわけではないと、

よくよーく分かりました。

 

でもですね、当時の上司は、英語もペラペラで専門知識も高く、若干癖があるものの、研究者としてはとっても優秀でした。

 

それでも、彼らが望んでいた出世や好待遇はなかなか難しい。

人事は水物。

 

入社した当時に上にいた人々の多くが定年を迎え、会社から去っていた昨今、こう思うのです。

 

会社の犬になろうが、

極々アッサリ過ごそうが、

待っている未来は誤差の範囲じゃない?

 

なんなら、やっぱり入った時のポジションや、途中でどれだけ権限のある人にお近づきになれるかが大事。出世するなら。

 

毎日座る場所が、社長や上層部の近くにたまたま座っていると、

そりゃ、仕事しているように見えるよね~

とも言っている人がいました。

そうなの?

と思っていましたが、人間は半径数メートルくらいしか把握できないものです。

そんなもんかもしれません。

 

 

まぁ、仕事は淡々と、与えられたものはきっちりしよう。

 

とはいえ、きっちり結果を出したとて、

難易度の割に評価を全くしない組織に嫌気も差し始めました。

 

そこに登場したのが、Z世代の若手たち。

ここ数年で私の周りもZ世代がとーっても増えました。

 

うーーん。

考えさせられることばかりです。

続きます!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!