「それはいりますか?そんな作業に労力を使いたくないです。」
シレっと若手が訴えてきました。
うん。
現在、とあるプロジェクトを進めていまして、担当してもらえないかな?とお願いしたところ、
何だか若手から不機嫌な態度を頂きました。
いや、
こっちパイセンやで?
サラリーマンとしても、組織としても立場はこっちが上やで。
はい。
こういうこと、最近すごーく多い。
しかもこちらは、かなり下手に出ている。
まぁ、今回の作業は、もしかすると要らない作業かもしれない。
私も薄々思っている。
でも、依頼が来たのだ。技術が欲しいと思っている人がいるのも明白。
業務として取り組まなくてはいけないのよ。
反論したい気持ちは分かるけど、なんだか判断が速すぎるというか、辛抱がきかないというか・・もうちょっと我慢したらどうだね。モゴモゴ。
近年のベテラン社員は、
若手に強気で反論される場面が多い
私の周りだけかな?
最近の若い人はタイパ(タイムパフォーマンス)やコスパ(コストパフォーマンス)にとーっても敏感です。
分かる。
それは大切。
しかし、氷河期世代の40代中頃の私は、揉まれに揉まれました。
- 就職は全然決まらない(とにかく落ちまくる)
- 入社したら企業は昭和体質
- 女性社員は結婚したら続けにくい
- なんでも男尊女卑
- サービス残業横行
さらに、
ガッツリ年功序列のため、
上司の意見は絶対
従わないとダメ。
もちろん、直の課長レベルだとちょっと物言いくらいは出来ますが、関係ない遠い存在の先輩の指示でも基本従ったものです。
でも、今の人は・・
- 転職しやすい
- 結婚しても続けやすい
- 残業、基本禁止
という素晴らしくホワイトになってから入社しています。
うん。これは本当に良いこと。
でもね、なんかね、
いつでも辞められるという考えがあるのか、
基本的に、
鬼強いんですよ
なんかね、雰囲気も含め。
もちろん、飲み会もサラッと断りますし、会社の集まりなんぞ参加しません。
それもそれで良き。
ただね、繰り返すけど、
鬼強いのよ。
とにかく、存在が。
私が若手だったころ、40代くらいの人に反論する時は(そんな場面は滅多にないけどね)、あれこれ考えタイミングも見計らい、こう言ったらこうなるよね~なんてシミュレーションした気がします。
今の人は、
秒で言い返す
もしくは、不機嫌を隠さない。
いや。分かるよ。
でもさ、
なんでこっちが超絶気を遣わなくちゃいけないんかな。
氷河期世代を引き合いにしても意味がないって分かってる。
でも言わせて!
入社から10年くらいは社会全体にペコペコして、
昭和感漂いまくる上の世代の話し相手になって、
でも時代が徐々に変わり、上の人の言っていることが社会に合わなくなってきて、
新しい風と上世代の伝統の調整に奔走し・・
落としどころを見つけたかな~くらいで残業少なくする!などの働き方改革が急に起こり、
しばらくすると・・
新しい鬼強い感覚を持った若手が到来(←今ここ)。
で、そちらに気を遣う。
なんなら、氷河期よりも上の世代も鬼強い若手に気を使ってるよ。
肌間のパワーバランスは、
若手 > 50~60代 > 氷河期
って感じじゃないかな。知らんけど。
他の世代は我関せず、傍観。
ということで、
鬼強い若手は今後もニョキニョキ雨後の筍のごとく現れると思うので、
距離を取りながらも注意なんてしてあげずにスルーしようと思います。
あーそれにしても、私自身も弱っているのかな。
想定外の返事、
例えば「やりますよ~」じゃなくて「必要あります?」と聞かれた時に、
もの凄くストレスと言いますか負担を感じます。
えっ。
そう答えちゃう?
みたいな。
あまりに想定していなくて、ヘラヘラしてしまったり。
どんな顔で対応すれば良いのか分からないんですよね。
今まで柳の対応をしていたつもりだったけど、
このままの柳だとボキッと折られちゃうかもしれない。
ということで、私も鬼強い人達から学習すべき部分はあるかもな~
と思うこの頃です。
前向いていきます。
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