「子供が2人以上いる総合職を目指しているのですが、どうしたら良いですか。
どんな準備で必要でしょうか。
英語ですか?フランス語ですか?
税理関係の資格とか取るべきですか?」
突然、他部署の入社間もない後輩から質問されました。
私はバリバリ系でもない上に華やかな部署でもない。
ちなみに、英語はイマイチで、フランス語は全く分からない。
税理関係?
何だそれ。
「うん。どうしたら良いのだろうね。」
その場でお茶を濁す。
優秀そうなその後輩は、「何だ。頼りない人だな~」って思っただろう。
入社して13年目。
希望していた研究職から見事に外され、転勤してから早8年。
一応技術系社員として、毎日働いています。
私はきっとサラリーマンを続ける・・ハズ。
特に才能もなく、転職する勇気も今のところございません。
子供に何かあったら、キャリアをすぐに投げ捨てる覚悟はある。
ただ、基本働ける限りは働きたいスタンス。
最近、『長きに渡って働くのにはどんなスキルが必要なのか』本気で考えています。
と言うのも、結婚や出産で退職する人がかなり減りました。
たとえ辞めても、子育てが一段落して形を変えて働く人も。
10年前と比べると、劇的と言っても良いほど。
うーん。
どうやら私達の生きる時代は、女性でも『長きに渡る労働』を求められるようです。
その時代、その時代に求められるスキルや文化は違う。
例えば石器時代は、力が強く、身体がすこぶる丈夫な人がもてはやされていただろうし、農耕が始まった時代には栽培スキルがプラスされたかもしれない。
で、現在。
どんなスキルが重要なのだろうか。
語学力?
人よりも優れた解析能力?
リーダーシップ力?
様々な仕事環境があると思いますので、一概にこれとは言えません。
でも・・
こんな方も悪くないかもしれません・・
会社に、みんなに好かれている人がいます。
いつも穏やか、話しやすくて親切。
出世ゴリゴリ感や自己顕示欲とは無縁で、淡々と仕事を的確にこなす。
いい意味でいつもそこにいる人。
それでいて、相談した時には、相手に気に入られる言葉を並べるのではなく、相手のためを想って本心を丁寧に伝える。
すごくかっこいい。
こういう人はどの部署でもどの会社でも受け入れられるような気がします。
もちろん、英語や他の語学ができたり、専門知識が深ければ尚良しですが、
仮にお子さんがいて、頻繁に休んでいても『一緒に働きたい人』なので周りも必死にフォローする。
上手く言えませんが、これも立派なスキルではないだろうか。
前に聞いたことがあるのですが、サッカーの長友選手がスタメンに入ると、その所属チームの勝率が上がっていたようです。
本人がゴールを決めるわけでもなく、得点につながる強力なアシストをするわけでもない。
ただ、データでみると彼が入っていると勝率が上がる。
要するに、雰囲気が良くなり、全体として士気があがるということなのでしょう。
これも立派な『プロの仕事』だ。
質問に来た、利発そうな後輩。
私の答えに不満のようで、違う方向に歩き出した。
私「敢えて言うなら、」
振り返る後輩。
私「淡々と目の前の仕事を丁寧にしたらいいんじゃないかな。」
後輩「・・ですよね。また相談させて下さい。」
うん。
またきて。
私も手探りなんだ。
でも、いつか貴方のお手本や選択肢の一つになれるよう、走り続けるつもりだから。
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