先日、社内報が配られました。
そこに1年に1回、該当者がいれば、
社長賞
に関する記事が表紙を飾ります。
もちろん、該当者なしの年もあります。
前にもちょろっと賞についてエッセイに書きました。
受賞すると賞金がもらえます。
金額も内容によってまちまちですが、マックス100万円だったハズ。
グループで受賞すると人数で金額を割る事になります。
その昔について中央研究所にいた頃、直属の上司からこう言われました。
「いいですか。10年目以降に社長賞を取れるくらいの研究員になりなさい。
新人~3年以内で取ったからと言って、浮かれてはいけません。
それは、広告塔であったり、上司からもらったネタが良かっただけ。
10年目以降に受賞した人は本物。」
当時、女性研究員で広告塔のごとく入社2年目で社長賞を取った先輩がいました。
その方は、上手にメディアにも載せられ、社内でまぁまぁ有名人でした。
もちろん、私も採用パンフレットでその方の情報を読みまくり、
「凄い人がいるんだ~!」
と入社を楽しみにしていました。
研究所に配属され、さっそくその方と話したところ、
「あれ?思ってたんと違う・・」
と速攻思うことになります。
悪い人ではないですが、自分がどのように会社に見てもらえるか、どれがオイシイ仕事かを常に探している感じがする方でした。
これといった功績や実績はなし。
社長賞を取った内容も【とある企業の試薬を始めて導入したから】という理由。
は?
って感じ。
もちろん、男性社員からこの女性は、
う~ん・・という厳しい目で見らていました。
しかし、理系男子は明らかな態度を取ったりしないので、本人は気が付かず。
相変わらず、新聞取材を受けたり、雑誌に載ったり。
私を含め、広告塔とは知らずに彼女に憧れて入社した女性研究員は沢山いましたが、
「ぽにさん、あの人思っていた感じと違うんですけど・・」
と軽く軽蔑され、社会の現実を教えてくれる存在となるのです。
情報って、
操作されてるんだ~
特に実績がなくても【女性】というだけで広告塔にされ、本人も結構ノリノリ。
この方、残念なことに周囲の女性からも当時、まぁまぁ毛嫌いされていました。
一方で、この女性を結構、冷静な目でみていた若手社員がいます。
それは・・
俺だ!俺だ!俺だ!~(突然のタカトシ)
彼女の存在が自分にとって、
「あっ、社会人の嫉妬ってめっちゃ怖い!気をつけないと!」
と思ったきっかけになりました。
ある意味、めちゃくちゃ感謝しています
気を付ける時は決まっており、『目立ちそうなラッキー案件が来た時』。
誰かを傷つけないか?
分相応な内容か?
を気を付けるようにしました。
常にビクビクしている訳ではないですが、何にも考えずに受けるのではなく「○○さんの方が良いのでは?」「××さんが相応しいと考えますがいかがですか?」と一拍置くようにしています。これが合っているか分かりません。
もちろん、短期的に自分が外されたり、
私ではない人が担当することもあります。
しかし、長きに渡り、周囲からの信用を得つつ、企業で働くには重要な立ち振る舞いかもな~と思ったり。
話が逸れましたね。
さて、今年の社長賞記事、
私の名前が載っていました。
続きます。
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