お待たせしました。
前々回の最後に、『バチン!と、目の前で手を叩かれるようなお話をお伝えします。』と伝えておい、フラフラしていました。
さて、始めます。
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チャンスとは平等に来るものではない
ですが、来た時に掴めるか否かは・・
昔は、『運』が大きいかなと思っていました。
若さや新鮮さが本人の実力以上に輝きをプラスしてくれる。
しかし、一定の年齢、そうだなぁ、30代中頃くらいからかな。
勢いみたいな感覚だけでは、すぐに飽きられたり、アレレ・・思ってたより残念?となり、
本当の実力がしょぼいと、
即、消える。
まぁ、若くてもそんな所はありますが、一定の年齢を越えると凄まじく顕著な気がします。
例えば、最近よくテレビでみる『チョコプラ』。
ご存知2人組のユニットで、TT兄弟などがブレイクのきっかけになりました。
でも、彼ら、それまでに多くの受賞歴があり、ネタも豊富。
通常トークでも、上手いこと返しますし、坂上忍やIKKOのモノマネもかまし、
どんだけ~~
と思うくらい、こなれている。
テレビで彼らが出ても、「TT兄弟やって!」なんて誰も言いません。
私も、ゆる~くチョコプラのファンになり、子供達とミスターパーカーJrのモノマネに勤しんでいます。
もしかすると、林先生なども同じかもしれません。
要するに、一発屋のごとく脚光を浴びた人が、
長きに渡り注目されるって、
それ相応の実力がある
トークだったり、ネタだったり、人を喜ばせることに長けていたり。
そして、同じようなことが、どの世界でもある気がします。
平凡な、サラリーマンの世界にも。
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数年前より私は会社のとあるプロジェクトのリーダーになりました。
最初は、重圧が重すぎて、お断りしました。
すったもんだがあり、ボロ雑巾のようになりながら進んでいます。
幸いにも、そこそこ注目され、予算や勢いがついてきました。
それは、選抜したメンバーがめちゃくちゃ良かったのと、役員の1人が支えてくれたからだと思います。
大きな社内プロジェクトは3つほど併用して進んでいまして、
違うプロジェクトのリーダーを務める先輩(以下、木下さん)が、
とにかく秀逸。
社内でも、「こんな人いたんだ」と認識され始めました。
いや、どちらかというと、
会社に見つかってしまった
気がします。
木下さんと私は、4年前より、一緒にバディを組んで仕事を進めていました。
同じ部署に所属しているため、アカデミアとの共同研究や他社との技術コラボも木下&ぽにペアで取り組んでいます。
最初は3人でパシュートでしたが、今はペアのような動きです。
その時の記事↑
木下さんは大学卒業後、うちの会社の『研究所』ではなく、『町工場』のようなマニアックな部門に配属されました。
そして、その部署で10数年間も働くのです。
誰もが見ないような仕事も、請け負ったら手を抜かず、求められる以上のパフォーマンスを続けてきました。
木下さんの後任の人から聞いた話ですが、理路整然としたExcelのマクロを組み資料を整理していたり、重複した実験や検証をしなくても良いようにデータをまとめていたようです。
誰も見ないかもしれないのに。
そんな彼は、数年前に部署異動。
4年前から私と一緒に仕事を始めました。
数日一緒に打ち合わせをしただけで、
この人、めっちゃ賢い(滝汗)。
こんな人、会社にいたんだ。
と思うようになりました。
どこが賢いかと言いますと、
- 最短距離で試験区を組む
- 損切が早い
- 話が短い(無駄話なし)
- 要領を得るのが早い
という部分。
全く正反対の私と組むことになり、さぞかし嫌だったと思います。
- 試験区はいろんな人の意見を取り入れ、皆を巻き込む
- ねばる、しつこい
- 無駄話が多い
- 要領が悪い
あらら。
そう、私と木下さんは、
全く話も性格も合いません
見事に。
入社年度は木下さんの方が早いですが、
私と同い年。
同じ年生きているのに、こんなに実力や思考回路が違うか?
まぁいいや。
で、この4年、一緒に仕事をしてきて、数えきれないほど討論?闘論?もしました。
私のプロジェクトに関しても、『抜け・漏れ』をオブラートに包まずに指摘してくれました。
木下さんは、基本、クールで若干サイコパス的な雰囲気(←コラ)。
そんな彼は、瞬く間に会社上層部にも注目され、
持ち前の優秀っぷりを惜しげなく披露。
この春、
管理職に昇進しました
ザッジャパンな会社は、50代にしてやっと管理職という方も多いため、かなり早い出世だと思います。
あっ?私?
もちろん、今年も昇級試験にも呼ばれずに、ヒラ街道まっしぐらですよ。
さて、そんな木下さんから、育休中の私に、
仰天のお電話がかかってきました。
続く