共働きで辞めたいと思ったことは、ここ10年であり過ぎ。でも続けています。

共働きって、いつまで続けられるシステムなのでしょう

 

10年以上前、2009年。

会社の後輩に、

「ぽにさんって、どれくらいまで共働きするんですか?

定年までですか?

子供が産まれるまでですか?」

 

同じ総合職で採用され、私より明らかに優秀な彼女。

会社から女子寮までの数百メートルを何度一緒に帰ったことか。

そのまま、「今日は飲むか!」と朝までベロベロに飲んでたなぁ。

 

うーん。

とりあえず、

10年くらい、続けてみるよ。

青空

あれから、10年経ちました

私は2010年に部署が変わり、何なら地味にこの4月からまた仕事内容が変わり・・

相変わらず冴えない感じですが、働いております。

 

辞めたいと思ったこと?

ええ。

数えきれないほどありますし、ありました。

何とか誤魔化し、ここまできました。

復帰後・・限界を感じ始めました

『共働きの限界』か?夫に激切れしてしまった件

氷川きよしのごとく、限界突破したいです・・

さて、10年前に、後輩に10年続けると言ったのには理由があります。

  1. 転職しない方が当時有利だった
  2. お金
  3. 単純にワーママになりたかった

 

まず1つ目、

転職しない方が当時、有利だった

夫と結婚すれば、関西でもなかなかの田舎エリア(のどかで良い所です)の社宅に住むことになっていました。

今考えれば、そんなの気にせずに、中間地点にでも住めば?と思いますが、当時、私はお金がなかった(滝汗)。

 

その時は職種にこだわっていたので、現職(研究職)での転職を考えると、遠方通勤or条件微妙になってしまいます。

 

そして、何よりも厳しかったのは、

リーマンショックの翌年だったこと

エージェントにも登録していましたが、「2007年だったらいっぱいあったのに・・」と何度言われたか。

もうね、本当に当時、なかったんです。

氷河期にヒーヒー言いながら就職し、転職しようとした時は、リーマンショックで正社の求人ほぼなし。

しくしく。

 

正社員でいたいのなら、会社にいるしかない。

子供を産むとして、とりあえず10年?

いけるかな・・

お金

これは、単純に正社員転職が厳しいなら、アルバイトかパートかな・・と。

 

でもね、

パートで100万円ってかなり頑張らないと無理ですよね。

 

当時の時給、田舎なこともあり、お昼間は780円とかでした。下手したら、698円でしたよ。

 

さて、計算してみます。

週3で、5時間、仮に780円で働いて、

週に11700円。

月で計算(×4)すると、46800円。

年間(×12)だと、56万1600円

・・これ、現実。

 

百歩譲って、もしかしたら年間100万円もらえるようなパートにありつけるかもしれない。

当時、アラサーだった私。

パートで30年働くとして、

生涯年収・・100万×30年=3000万円

うむ。

 

では、10年正社員で働いて、年間300万円の収入だったら・・

3000万円に到達するには、10年働けば良い。

当時、何度も夫と話し合ったこと。

とにかく、10年やってみようか。

10年、長いよ。とっても長いよ・・

 

さて、最後の理由。

単純にワーママになりたかった

私は、専業主婦の母の元で育ちました。

母には感謝しており、尊敬もしていますが、

「うちのママって、お家にいて何が楽しいんだろ。」と思っていました。・・ホント、ヒドイ娘です。

 

自分は、外で働く人になりたいな・・とボンヤリ考えていましたし、『男に生まれたかったな・・』と思う事が結構ありました。

それは、生意気にも『存在価値』みたいなものを社会で試してみたい。と考えていたからかもしれません。

 

私は、幼少期からうだつが上がらず、努力したらリカバーできる?と信じていた部分があります。

 

結婚が決まった時にも、まだ自分のやりたいことを全てした!という感情や、社会から認めてもらったという認識は、ありませんでした。

きっと、社内で注目されて、褒められるような人物だったら、納得してサッサと辞めていたと思います。

 

まだまだ、全部出してないぞ・・という謎のストックを信じていました(そして、ストックはスッカラカンでした)。

というわけで、『踏ん切りがつかなかった』というのが正解です。

 

エピローグ

 

後輩に、10年発言をした私。

「10年か・・長いですよね。」

長いよ。私達、どうなってるんだろうね。

 

彼女はその後結婚。

夫の転勤で、会社を辞め、関東に移り住みました。

関東に出張すると、何度か一緒にご飯を食べています。

茨城の研究エリアに引っ越したこともあり、高い時給でパートとして雇ってもらえたようで、子供も2人育て、楽しくやっているようです。

 

一方で、私。

あれから10年です。

ノルマ、達成したかな。したよな。

 

続けていて良かった?

分かりません。

経済的には当時より豊かになったと思います。

でも、共働きだから、駅近くの利便性の高い、狭い、ある意味管理のし易いマンションを選びました。

夫の働きだけだったら、田舎で一軒家を建て・・それはそれで充実した毎日だったのではないかな。

 

ん?待てよ。

育休分を引くと、2回取得してるから、あと2年足りない?!

ありゃ?
ホントだ!!

 

しんみりしたけど、あと2年足りないか~~

クーー

 

とりあえず、今日も元気に出社します。

 

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最後まで読んで下さり、ありがとうございます。クリックが本当に更新の励みとなっております。『辞めたい』と思うこと、数知れず。10年前とは違い、子供がいるので、これから経済的にも本当に頑張らないと・・と思う事が増えました。この先、10年、どうなっているのかな・・皆さんにそれもお伝えできたらな。ブログもぼちぼち続けます。

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!