最終回:昇進試験に落ち、管理職になれなかった話

コアなファンの方、お待たせしました。最終回です。

長引いております。こじらせております。

管理職になれなかったシリーズです。

このシリーズ書くのに自分の神経も削られるため、ちょっと間隔をあけてしまいました。

  1. ①昇進試験に落ち、管理職になれなかった話
  2. ②昇進試験に落ち、管理職になれなかった話
  3. ③昇進試験に落ち、管理職になれなかった話
  4. ④昇進試験に落ち、管理職になれなかった話
  5. ⑤昇進試験に落ち、管理職になれなかった話
  6. ⑥昇進試験に落ち、管理職になれなかった話
  7. ⑦昇進試験に落ち、管理職になれなかった話
  8. ⑧昇進試験に落ち、管理職になれなかった話
  9. ⑨昇進試験に落ち、管理職になれなかった話
  10. ⑩昇進試験に落ち、管理職になれなかった話
  11. ⑪昇進試験に落ち、管理職になれなかった話
  12. ⑫昇進試験に落ち、管理職になれなかった話
  13. ⑬昇進試験に落ち、管理職になれなかった話
  14. ⑭昇進試験に落ち、管理職になれなかった話

*今までの簡単なおさらい*

外部の試験結果も良好、課題や技術も申し分なしとのことだったのに・・管理職にできないですと。

でも、転職しないで、辞めないで。

一方で、転職して続くとでも?とも言われる。

ん?私、勤続18年目とかだったハズ。確か・・(遠い目)

とにかく、管理職にはできないとのこと。

取締役・部長との話の後、その場にいなかった直属の課長に聞いてもらい、辞めたいな!この会社という気持ちが膨らみます。

そして、ひょうんなことから入手した情報。外部試験そのものに落ちた人もいると。

試験は受かるが、管理職にはできない。

対処法も分からず、どうしたら良いのかも不明。

と思っていると、【他の女性を上級管理職にしたいから、ぽにさんは今年上げられない】という情報を入手。

そうですか。

アホらしいと思いつつ、そんな所で頑張ろうとする私がアホなんちゃうか。と思ってしまうのです。

 

************

『もしも』のお話。

 

もしも自分が、

パン屋を近所で始めるならば・・

 

パン屋じゃなくても、カフェでもこの場合は何でもよくて、

要するに、

周囲の方をお客さんにする

という商売をするなら。。

 

いやね、夫の実家が商売をしています。

 

お店を構えて、お父さんとお母さんが自営業で回しています。

夫が小さい頃は、経営難で四苦八苦していたと聞きましたが、今は少し上手くいっているようです。

 

以前、旅行に行き、義母と話していた時、

「旅先はいいよ。周りの人に気を使わなくてよいから。」

と言っていました。

サラリーマン一家で育ち、自らもサラリーマンの私は、土日に完全オフという大人しか基本見たことがありませんでした。

義母は言います。

「ほら、うちって自宅兼店舗じゃない?子育ても家事もしやすいから、それはとっても良いんだけど、近所も含め周りの人が全員お客さんなの。普段から、例えばPTAとかも含めて、良い顔をしないといけない。お店の評判にも通ずるから。」

そーなんだ!

大変じゃないですか。それは。

「そうなのよ!私なんて、自分の母がお店を始めたじゃない?もう慣れてるといえばそうなんだけど、どこかでずーーっと近所に気を使っているの。」

そうなんですか。

「ぽにちゃんはサラリーマンよね。大変な部分は沢山あると思うけど、働いている時以外はどんな自分を出してもいいじゃない。自営業はそんなわけにはいかないのよ。そうじゃないお店もあるかもしれないけど、少なくとも我が家は気を配って過ごしているの。」

なるほど。

「だから、旅先って、自分のことを知らない人ばかり。うちの店にもおそらく関係のない人たち。のびのびできるのよ。」

そうなんですね~~

 

*********************

義母の話を聞いたのは、確か10年以上前だったと思います。

この話は自分の胸に深く沁みました。

 

でね、自分が職場で人と接する時は、

 

もしも何かお店を始めた時に、

「あっ、お店開くの?行ってみようかな。」

 

と思われるくらいの良好な関係性を持っておきたいな。

と考えるようになりました。

 

例え「お店行きたい」にならなくとも、

あいつ職場でめっちゃ嫌なヤツだったから、

『最低な人』だよって悪い噂を流してやろう!

なんて恨みを持たれる行動は絶対に辞めよう。

と考えるようになりました。

 

**********************

 

アホらしい、辞めてやる

 

即日で辞表を出し、

辞めることも出来たと思います。

 

寝る前にそんな場面を想像し、困った上司や部長を考えるとスカッしました。

 

一方で、「ほらね。そんなことをしたら結果を出した人が辞めるよ~」という雰囲気と共に辞めると、会社に教えてあげることになる。全然影響力なんてないけど。

「改善せねば」と少しだけ思わすことになるかもしれない。

うん。

わずかでも気づきを与えることになる。

残される人のためにも、それはした方がよいかも。

って何度も何度も考えました。

 

 

ちょっと待て。

『気づき』与えたい?

 

気づきすら与えたくないわ。

とだんだん思い始めたのです。

 

ある意味、

呆れのK点越え。

 

私、特許も申請し、新技術を確立、プロジェクトも軌道に乗せたけど、評価は凡庸で、管理職に上がれなかった。

それは、課長以上の上司はほぼ皆さんご存じ。

 

このタイミングで退職すると、

「ほら、やっぱりそんな評価だと辞めるでしょ」

「この評価体制は人材が流出する」

って気が付くじゃないですか。

 

そんなの教えてあげない

 

それに、退職する=身を持って知らしめすって、

少なからず誰かに恨まれるかもしれない。

 

スカッとするというメリットはある。

けど、誰かが、私のパン屋の悪口を言うかもしれない(パン屋はしないけどさ、例え話だけどさ)。

 

私は今回、心底ガッカリしている

所属企業の体制や考え方に。

自分が辞めることで、会社にいろいろ教えてあげるキッカケになるかもしれないけど、その『教えてあげる』優しさすら失くしました。

 

むしろ、

このままで良いんだ~~

と思わしてやる。

 

 

『きづき』をあげない。

 

ということで、

仮に退職するとしても、

時期をずらすことにしました

 

いろいろ落ち着いて、

私個人の準備が整って、

 

えっ、

今?

なんで?

 

という時にサヨナラします。

きっかけは、今回のこと(いや他にもあるけど)。

 

教えてあげない。

そのままの会社体制でよろしいやん!

教えるキッカケを自らの退職で示すなんて馬鹿馬鹿しい。

 

自分のタイミングで、最良の時に辞めます

決めました。

 

実際、冷静に考えると家庭としては転職のタイミングではありません。

  • 夫は転職したばかりで帰宅が遅く、休めない(土日返上)
  • 2歳児のイヤイヤも激しくて大変
  • 次男が小1になり、まだ軌道に乗り切れていない時アリ
  • 朝と夕のワンオペ時間が長い

 

今、私が動くと、家庭は崩壊する。

うん。

家庭を崩壊させてでも、通したい意地もない

 

ということで、今は辞めずに続けます。

 

辞めたい時も沢山ありますし、

明日にでもバイバイしたいですが、

これが答えです。

 

水面下で、ぼちぼち転職情報を入手しつつ、

所属企業でフツーに『恨みを買わない程度の良い人』を続けます。

 

以上で、『昇進試験に落ち、管理職になれなかったシリーズ』は終わり。

長々とありがとうございました。

 

この後、社長賞にノミネートされるというまさかの物語が始まりますが、それは今後のブログで~

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ABOUTこの記事をかいた人

10数年前の入社当時は、バリバリ系(自称)を目指してヒジ張って働いていました。 メディアに紹介され、優秀な女性として会社の重要ポストに・・と本気で考えていました。 現実は全く違い、自分の中で上々の結果だと思っても平凡な評価。現実と理想の違いに悶々とする日々。 結婚、自らの転勤、DINKSを経て、待望の子供を出産。 2回の育休を取得し、現在4歳、6歳の育児中。 もうすぐ3人目の出産を控える。 約50平米、賃貸マンションを何とか快適にと模索の日々。 夫婦共に技術系総合職、 お互いの実家は遠方(完全核家族)、 バタバタの育児、 主人は早朝(繁忙期は5時)に出社、 夫婦共に遠出の出張も・・ どこまでいけるか奮闘中の共働家、ともばたけ!