コアなファンの方、お待たせしました。最終回です。
長引いております。こじらせております。
管理職になれなかったシリーズです。
このシリーズ書くのに自分の神経も削られるため、ちょっと間隔をあけてしまいました。
*今までの簡単なおさらい*
外部の試験結果も良好、課題や技術も申し分なしとのことだったのに・・管理職にできないですと。
でも、転職しないで、辞めないで。
一方で、転職して続くとでも?とも言われる。
ん?私、勤続18年目とかだったハズ。確か・・(遠い目)
とにかく、管理職にはできないとのこと。
取締役・部長との話の後、その場にいなかった直属の課長に聞いてもらい、辞めたいな!この会社という気持ちが膨らみます。
そして、ひょうんなことから入手した情報。外部試験そのものに落ちた人もいると。
試験は受かるが、管理職にはできない。
対処法も分からず、どうしたら良いのかも不明。
と思っていると、【他の女性を上級管理職にしたいから、ぽにさんは今年上げられない】という情報を入手。
そうですか。
アホらしいと思いつつ、そんな所で頑張ろうとする私がアホなんちゃうか。と思ってしまうのです。
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『もしも』のお話。
もしも自分が、
パン屋を近所で始めるならば・・
パン屋じゃなくても、カフェでもこの場合は何でもよくて、
要するに、
周囲の方をお客さんにする
という商売をするなら。。
いやね、夫の実家が商売をしています。
お店を構えて、お父さんとお母さんが自営業で回しています。
夫が小さい頃は、経営難で四苦八苦していたと聞きましたが、今は少し上手くいっているようです。
以前、旅行に行き、義母と話していた時、
「旅先はいいよ。周りの人に気を使わなくてよいから。」
と言っていました。
サラリーマン一家で育ち、自らもサラリーマンの私は、土日に完全オフという大人しか基本見たことがありませんでした。
義母は言います。
「ほら、うちって自宅兼店舗じゃない?子育ても家事もしやすいから、それはとっても良いんだけど、近所も含め周りの人が全員お客さんなの。普段から、例えばPTAとかも含めて、良い顔をしないといけない。お店の評判にも通ずるから。」
そーなんだ!
大変じゃないですか。それは。
「そうなのよ!私なんて、自分の母がお店を始めたじゃない?もう慣れてるといえばそうなんだけど、どこかでずーーっと近所に気を使っているの。」
そうなんですか。
「ぽにちゃんはサラリーマンよね。大変な部分は沢山あると思うけど、働いている時以外はどんな自分を出してもいいじゃない。自営業はそんなわけにはいかないのよ。そうじゃないお店もあるかもしれないけど、少なくとも我が家は気を配って過ごしているの。」
なるほど。
「だから、旅先って、自分のことを知らない人ばかり。うちの店にもおそらく関係のない人たち。のびのびできるのよ。」
そうなんですね~~
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義母の話を聞いたのは、確か10年以上前だったと思います。
この話は自分の胸に深く沁みました。
でね、自分が職場で人と接する時は、
もしも何かお店を始めた時に、
「あっ、お店開くの?行ってみようかな。」
と思われるくらいの良好な関係性を持っておきたいな。
と考えるようになりました。
例え「お店行きたい」にならなくとも、
あいつ職場でめっちゃ嫌なヤツだったから、
『最低な人』だよって悪い噂を流してやろう!
なんて恨みを持たれる行動は絶対に辞めよう。
と考えるようになりました。
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アホらしい、辞めてやる
即日で辞表を出し、
辞めることも出来たと思います。
寝る前にそんな場面を想像し、困った上司や部長を考えるとスカッしました。
一方で、「ほらね。そんなことをしたら結果を出した人が辞めるよ~」という雰囲気と共に辞めると、会社に教えてあげることになる。全然影響力なんてないけど。
「改善せねば」と少しだけ思わすことになるかもしれない。
うん。
わずかでも気づきを与えることになる。
残される人のためにも、それはした方がよいかも。
って何度も何度も考えました。
ちょっと待て。
『気づき』与えたい?
気づきすら与えたくないわ。
とだんだん思い始めたのです。
ある意味、
呆れのK点越え。
私、特許も申請し、新技術を確立、プロジェクトも軌道に乗せたけど、評価は凡庸で、管理職に上がれなかった。
それは、課長以上の上司はほぼ皆さんご存じ。
このタイミングで退職すると、
「ほら、やっぱりそんな評価だと辞めるでしょ」
「この評価体制は人材が流出する」
って気が付くじゃないですか。
そんなの教えてあげない
それに、退職する=身を持って知らしめすって、
少なからず誰かに恨まれるかもしれない。
スカッとするというメリットはある。
けど、誰かが、私のパン屋の悪口を言うかもしれない(パン屋はしないけどさ、例え話だけどさ)。
私は今回、心底ガッカリしている
所属企業の体制や考え方に。
自分が辞めることで、会社にいろいろ教えてあげるキッカケになるかもしれないけど、その『教えてあげる』優しさすら失くしました。
むしろ、
このままで良いんだ~~
と思わしてやる。
『きづき』をあげない。
ということで、
仮に退職するとしても、
時期をずらすことにしました
いろいろ落ち着いて、
私個人の準備が整って、
えっ、
今?
なんで?
という時にサヨナラします。
きっかけは、今回のこと(いや他にもあるけど)。
教えてあげない。
そのままの会社体制でよろしいやん!
教えるキッカケを自らの退職で示すなんて馬鹿馬鹿しい。
自分のタイミングで、最良の時に辞めます
決めました。
実際、冷静に考えると家庭としては転職のタイミングではありません。
- 夫は転職したばかりで帰宅が遅く、休めない(土日返上)
- 2歳児のイヤイヤも激しくて大変
- 次男が小1になり、まだ軌道に乗り切れていない時アリ
- 朝と夕のワンオペ時間が長い
今、私が動くと、家庭は崩壊する。
うん。
家庭を崩壊させてでも、通したい意地もない
ということで、今は辞めずに続けます。
辞めたい時も沢山ありますし、
明日にでもバイバイしたいですが、
これが答えです。
水面下で、ぼちぼち転職情報を入手しつつ、
所属企業でフツーに『恨みを買わない程度の良い人』を続けます。
以上で、『昇進試験に落ち、管理職になれなかったシリーズ』は終わり。
長々とありがとうございました。
この後、社長賞にノミネートされるというまさかの物語が始まりますが、それは今後のブログで~
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